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寅次郎がゆく!

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鳴神山〜吾妻山縦走

よく考えると、僕の山歩きの本格的!?シーズン・オフは
これからなのかもしれない…。
杉花粉が飛び始める季節、なかなか山には出掛けられない…。
ということで、オフになる前に、
かねてから歩きたかった鳴神山〜吾妻山のルートを縦走することにした。



水道山の駐車場に車を停め、鳴神山の登山口手前の吹上まで
行くバスにのるべく、坂を下っていった。

バスに乗車する人は地元のおばあさんがちらほら見られるだけで、
登山者の姿は自分以外には見られない。

30分程バスに揺られてゆくと、終点の吹上だ。
ここから登山口迄は車道を歩かねばならない。

バス停から登山口迄には民家が散見される。
その中に一軒に…何かの罠が仕掛けてある…。
いくら暖冬とはいえ、この時期に熊は出ないだろう。
イノシシだな…。
僅かに緊張感がアップした。

登山口には数台車が見られた。
そこから少し歩くと、登山コースを示すテープがあった。
数年前に来た時にはなかった気がしたが…。
とりあえず登ってみた。

いきなりの急登をゆくと…果たして、それは新しいルートだった。
いや、もっと正確に言えば、”非公認の”新しいルートだった。
「尾根ルートを拓いたが、これは非公認のものなので、
自己責任で登ってくれ。また無闇な伐採はやめてくれ」という
ようなことが書いてあった。
持参した地図をみると、どうやら鳴神山頂上に直接出る尾根伝いに
ルートを拓いていると思われたので、そのまま行ってみるとにした。

意外に急な所にルートは付けられていた。
けれど、そういった所にはロープ状のものが付けられているので、
さほど問題はなかった。
とは言え、懇切丁寧にルートが示されているわけではないので、
地図を見ながらゆっくり登ってゆく。

踏み跡は見られるものの、今日のものではない感じがした。
時折、ルートを見失いそうになることもあったが、
その都度地図をじっくり見てルート・ファインディングしてゆく。
ちょっとした薮漕ぎだ。
いつもちゃんとしたルートしか歩かない自分には新鮮だ。
いつかは本谷右俣!なんて思いながら、歩いてゆく。

フカフカの落葉の絨毯が足にやさしい。
けれど、木の根に足を引っかける危険性もある。
転ばぬよう注意しながら歩く。

樹間から赤城山が姿を現す。
少し雪を冠っているが、いつもの年よりはやはり少ない感じだ。

斜面が再び急になる頃、残雪がほんの少し見られるようになった。
けれど、ルートには雪は付いておらず、問題はなかった。

やっと頂上に着いた!と思ったら…一つ北のピークだったようだ。
すぐ先の南のピークには登山者が見られた。
そちらに行ってみる。
鳴神山〜吾妻山縦走_a0094280_2258269.jpg

鳴神山頂上(980m)には四つの祠があった。信仰の山なのだろう。
頂上からは遮るものがなく、霞んではいるものの、
360°の展望を楽しむことができた。
鳴神山〜吾妻山縦走_a0094280_233862.jpg

遠くに目指す吾妻山(中央左付近!?)が見える。遠いな〜…。

鳴神山からは小さなアップダウンを何度も何度も繰り返しながら、
尾根上をずっと歩いてゆく。
こちらの尾根道も落葉の絨毯になっている所が多い。
落葉に隠れた障害物を注意しながら歩いてゆく。

陽が翳ると寒さを感じるようになる。
陽が照っていれば、風がない為、幾分暖かい。
寒さと暖かさを繰り返し、南下してゆく。

梅田方面を間近にみる東南が開けた尾根に出ると、
春のような暖かさで、昼寝でもしたくなった。

吾妻山まであと30分位になった頃、膝の外側の下辺りが痛み出す。
しかも、両方だ…。
今迄で痛まなかったことがないわけではないが、両方ということはないし、
左右の同じ場所が痛んだことはない。
登りだと痛みはうちばだが、下りだとかなり痛い。
原因は何なのだろう?日頃の運動不足のせいないなのだろうか…?

だましだましゆっくり歩いてゆくと、やっとのことで吾妻山に着いた。
鳴神山〜吾妻山縦走_a0094280_23563198.jpg

やはり霞んでいて、クリアーな展望は望めない。

吾妻山(481m)まで来れば、こっちのものだ。
ルートはほとんど頭に入っている。
ゆっくり歩いていけば、絶対に駐車場まで戻れる自信があった。

時間も遅くはないし、体を休める意味でも、
頂上でゆっくりすることにした。
鳴神山〜吾妻山縦走_a0094280_2350798.jpg

先日購入した新しいガス・ストーヴを使ってみた。結構早くお湯も沸いた。
コーヒーを飲もうとカップを火から下ろすと…、
アッチ!
持ち手がかなり熱くなっていた…。
写真を見て、検証すると、持ち手が火に近過ぎることに気付く。
だから、余計熱かったのかもしれない…。

ゆっくり休んだので、下山を開始する。
しかし、足の痛みは消えることなく、かなり辛かった。
だましだまし、いつもの1.5倍以上の時間をかけて下山した。

それほど標高の高くない山であるが、なかなか楽しい山歩きができた。
南下して桐生の街が近付くにつれ、大分歩いてきたな〜!と感じられる
ようになり、結構楽しめた。
しかし、後半の足の痛みは…。
やっぱり、また毎日トレーニングしなきゃダメかな?と思った。



コース・タイム 
吹上口バス停(-/9:26)〜登山口(9:41/9:45)〜
鳴神山頂上(10:59/11:14)〜697mピーク(11:57/12:00)〜
金沢峠(12:16/12:25)〜吾妻山頂上(13:42/14:14)〜
水道山駐車場(14:48/-)
by torajiro-joshu | 2007-02-12 23:22 | 山歩き

私、寅次郎の好きな山、温泉、食べ歩き、愛犬(パグ)等に関して気ままに綴っていきます。


by torajiro-joshu