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寅次郎がゆく!

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小谷温泉 山田旅館

大学時代からの友人F君、K君と三人で温泉に行った。
百名山の雨飾山の麓、長野県側の小谷温泉、
山田旅館である。
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土曜の午後から降り出した雨は夜更け過ぎに雪へと変わり、
晩秋の景色から冬景色へとすっかり様変わりしていた。




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昔ながらの宿屋の廊下といった感じ。
時間がゆっくり流れてゆく感じがした。
漆喰で作った看板がかなりいい味を出している。

通された部屋は江戸期に建てられたという三階建て建物の
二階の一室で、入口は障子になっており鍵もかからない部屋だったが、
我々男三人には心配事など何もないので、かえってレトロな感じを
楽しめ、良かったように思う。
ちなみに部屋は12畳もあり、贅沢にスペースを使えた。

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4〜5畳程の湯船には源泉掛け流しの湯がたっぷりと注がれている。
2m程の高さから流れ落ちる湯口の下には鍾乳洞の石筍のような
ものができていた。
いかにも何か体に効きそうな感じ。
湯船に入ると底が滑るような感じだった。
それは温泉の成分が沈殿したものと思われ、
入浴後踵がスベスベした感じになった。
そういったこともあってか、肌にいい温泉という印象を受けた。

旧館の風呂には露天はないが、新館には露天付きの風呂がある。
(こちらはシャワーもある。)
天気のいい時には新館の方がいいかもしれない。
けれど、山田旅館に来たなら「旧館の風呂でしょ!」という
感じがするので、俺は旧館の風呂に多く入った。
(立ち寄り湯は旧館の風呂のみらしい。)

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夕食は宿泊代の割にはかなり豪華。
キノコや山菜等の地のものは勿論、魚も結構旨かった。
宿自体は山の中にあるが、海迄そう遠くはないので新鮮な魚が
入るらしく、山の物、海の物両方楽しめ、酒も進んだ。
デザートに付いた”草餅(よもぎ餅)”も柔らかくてとても美味かった。

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朝食は一般的な宿のそれといった感じだったが、
箸休め?の煮豆がとても旨くて印象的だった。

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雪は帰るまでずっと降り続いていた。
雪がやみ、視界がきくようになれば、またとても綺麗な光景だっただろう。
雪と紅葉の共演は楽しめなかったけれど、静かに降る雪の中でみる
山田旅館は、長年の風雪に耐えてきた力強さを黙ってみせていた。

今度は紅葉真っ盛りの雨飾山に登り、山田旅館に泊まれたらいいな。
湯治で一週間ノンビリなんてのもいいかもしれない。


久々の友人との温泉旅行はとても楽しかった。
会った瞬間に時間の空白を埋めてくれる友人との旅は本当に楽しい。
案外大変だった帰り道も楽しい想い出となってゆく。
温泉に感謝、旅先で出会った人に感謝、友人に感謝。


山田旅館
☎0261-85-1221
by torajiro-joshu | 2006-11-11 20:37 | 温泉

私、寅次郎の好きな山、温泉、食べ歩き、愛犬(パグ)等に関して気ままに綴っていきます。


by torajiro-joshu