人気ブログランキング |

寅次郎がゆく!

toragayuku.exblog.jp
ブログトップ

鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))

不安定な天気の盆休み。
下界にいる山仲間が送ってくれた情報では、
16日はなんとか天気がもつだろうとのこと。

一度はキレット小屋に泊まってみたかったのだが、
いかんせん、天気がもつとしたら、近過ぎる。

天気がいい時に、行けるとこまで行く!ということで、
もう二つ先の唐松岳頂上山荘まで向かうことにする。

唐松岳頂上山荘までは、小屋前の標識によれば、11:30!
かなりのロングコース。

なので、小屋にお弁当をお願いし、それを朝食とする。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_17174451.jpg

冷池山荘のお弁当。
ひじき、かんぴょう、でんぶ、錦糸卵の4色のお弁当。
酢飯ということもあり、さっぱり、食が進む。
しかし、あまり量は多くない。

なので、今回は朝食を自炊にしようと思っていたので、
持ってきたカップヌードルをみそ汁代わりに一緒に口にした。

そうすれば、カロリーもあるし、
荷物が少しでも軽くなるという一石二鳥だからだ。

それにしても、軽量化を図ったつもりなのに、
荷はあまり軽くなってなかった。
最終日の栂池のゴンドラに乗る前にした計量からの推測だが、
扇沢を出発した時のザックの重量は、おそらく13kg程度では
なかったかと思われる。

朝食を自炊にしようと担いできたからとはいえ、
最長4泊5日の計画で、ちょっと重かったんではないかと、
下山後に反省。

腹ごしらえをし、いざ出発!

と言っても、そんなに早い出発ではない…。
まぁ、暗いうちに歩くのは好きじゃないし…。




風が少しある中、青空の見える登山道を歩いてゆく。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_171749100.jpg

登山道脇は、たくさんの花が咲き、綺麗です。

キャンプ場の先からは、振り返れば、富士山も見えた!
天気、今週では一番いいとのこと。
期待できるか!?
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_17175571.jpg

あれっ…!?
布引山、鹿島槍方面はガスに包まれている…。

これ、そのうち切れるよね!?
いや、切れる筈!と信じ、歩を進める。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_17175975.jpg

布引山頂上。

ガスってる…。
なので、いそいそと先に進む。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_1718367.jpg

鹿島槍、見えるか!?

いや、大町側からガスが上がり、今日も見えない…。

振り返れば…、
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_1718734.jpg

種池小屋から向こうの山並みは見えている。

しかし…。
湧いてくるガスはとどまることを知らず、
それが濃くなりはするものの、薄くなることは知らないようで…。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_17181348.jpg

相変わらず、大町側からガスが吹き寄せ、
先ゆく登山者を飲み込みそうになる。

展望のあまりきかぬ中を黙々と歩く。
涼しいからいいや!と自分を慰めながら…。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_17181714.jpg

鹿島槍ヶ岳南峰頂上。

期待に反して、展望は全くきかず…。
なので、先を急ぐ。

次は北峰だ!
ガスが切れていることを望む。

南峰と北峰を繋ぐ吊尾根、
その南峰からの下りは、結構急。

冷池からの南峰ピストンが多いのか?
北峰へと向かう登山者は激減する。

吊尾根とキレット小屋へと向かう道の分岐の手前に来ると、
登山者が立ち止まり、ハイマツの辺でパシャパシャやってた。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_17182125.jpg

またも、雷鳥だ!(写真の右斜め対角線上に3羽います。)

ズームの付かない自分のカメラではよく写らないと知りつつも、
自分もパシャパシャやってみる。

この時の登山者と会話を交わす。
果たして、この方が、この後前後して歩いたり、
一緒にビールを飲むこととなる、よっしーさんだった。

分岐に荷物をデポし、北峰へ。

相変わらず、遠望はきかない。
けれど…、
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_17182537.jpg

ブロッケン現象だ!(虹色の環の中に自分がいます。)

それにしても、ブロッケンを見たと登山者に話すと、
珍しいのを見られて良かったね!なんて言われるけど、
俺、結構な確率で見ている。

俺の中ではそんなに珍しくないし、正直言って、快晴の方が嬉しい。

またしても展望は楽しめなかったので、すぐに先に進む。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_17182960.jpg

八峰キレットへと続く登山道。

ここから先は更に急に、更に険しくなる。

一瞬、キレット小屋が見えた。

なんだ、やっぱ、そんな遠くないよな。
スムーズに悪路をこなせれば、1時間で着くと読んだ。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_17183383.jpg

途中、五竜岳が顔を出す。

おお〜!いいじゃん!
あそこではきっと大展望だ!

そう思ったのも束の間。
五竜はあっさりと、間もなく雲の中に消えた。

今回のこれまで登山道から比べれば険しいが、
慎重に行けば、それほど問題はないだろう。

左手に劔の頭から下を見ながら歩く。

それにしても、残念。
おそらく2600m位より上のところは、今日は雲の中のようだ。

イマイチの展望を眺めながら、八峰キレットの核心部へ。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_1718404.jpg

微妙な、梯子の橋!?
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_1718443.jpg

両側から岩が迫る。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_17184959.jpg

鎖が連続し、梯子もまた現れる。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_17212783.jpg

キレット小屋が、かなり間近に見えてきた。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_17261079.jpg

とは言え、一直線に下れるわけではなく、
今度は大きな岩を巻いてゆく。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_17262963.jpg

小屋が真下に見える。

小屋すぐの、直下に見えてからの下りはスゴい。
もしかしたら、穂高岳山荘から奥穂へと繋がる、
すぐそばの道より険しいかもしれない。

ここで、先行してたよっしーさんに追い付く。
色々話すと、なんと!よっしーさんも群馬の方。
暫し、話をし、色々盛り上がった後、
今日唐松までの俺は、先に出発させてもらう。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_17264379.jpg

五竜方面に向かい、振り返る。
よく見る、キレット小屋の風景は、ここからなのか…。

山頂での好天を期待しつつも、徐々に高度を上げるにつれ、
またもやガスの中…。
残念ながら、進むべき道くらいしかわからない。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_1727018.jpg

G5付近までやってきた。

この辺、結構怖いらしいのだが、まわりが見えない為、
そんなものはあまり感じない。

とは言え、落ちたらヤバいのはわかるので、慎重さを失わずには歩く。

突然、羽音がした。
その方向を見ると、雷鳥が飛んでいた。
しかも、2羽。

雷鳥が飛ぶのを見たのは2度目。
昨年の早月尾根から劔岳に登った時以来である。

飛び立った雷鳥はいずれも子供らしかった。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_17271668.jpg

前方を見ると、親鳥が子供を探していた。

雷鳥の飛ぶ姿を見るのは、やはり、ラッキーなんだろうか?

Gナンチャラの辺に来ても、ガスは一向に晴れず、まわりは白いまま。

そうこうするうちに、五竜岳直下の分岐まで来てしまった。

荷物を背負ったままで山頂へ…。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_17273022.jpg

やはり、何も見えません…。

ガスが切れるのも期待できそうにないので、あっさり下山。
先ずは、五竜山荘へと向かう。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_1728418.jpg

下ってゆくと、五竜山荘が見えた。

嬉しいけど、嬉しくない。

今日は、ある一定の高さ以上は雲の中だったんだろうと、
自分を納得させながら下る。

五竜山荘に昼前に着く。
目安として、昼前に着いたら、唐松岳頂上山荘に向かおうと思っていた。
ちょうど予定通りに着いた。

山荘前のベンチで、唐松方面から来たという登山者の御夫婦と
情報交換しながら、山談義をする。

それにしても、ある程度下りると晴れている…。
しかし、山荘前は風が吹き抜けるのか、強く吹き抜けるそれが体を冷やす。

唐松岳方面へ向かうには、一度下ってから登りかえす。
このルートもアップダウンが多い。
まぁ、それでも、7月末の船窪〜烏帽子でそのへんは鍛えられてるので、
精神的なダメージは少ないままで歩き通せそうだ。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_17283490.jpg

唐松へはもうすぐ。
五竜方面を振り返る。
相変わらず…。

さっきの風はどこにいったのだろう?
五竜は相変わらず雲の中ではあるが、この辺は晴れて
陽射しが照りつけるので、暑い…。

それでも、あと少しと思い、休憩を入れずに頑張って登る。
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_17284649.jpg

牛首までやってきた。

鎖の登りからトラバースと、思っていたよりも迫力ある。
最後に落ちたら間抜けなので、集中する。

これを越えれば、唐松岳頂上山荘。
目標の14時前に着いた。

思いの外、小屋は空いていそうでホッとする。

ここで、自分のすぐ前の登山者が、全くの同郷だと知る。
彼とはこの後何度も顔を会わせることとなる。

到着後、生ビールを飲んで、ひといき。
山の中で生ビールを普通に飲めるなんて、
なんていい時代になったものか。(感涙)
鹿島槍ヶ岳〜白馬岳縦走 2日目(冷池山荘〜唐松岳頂上山荘))_a0094280_1729022.jpg

唐松岳頂上山荘の夕食。

見た目も綺麗でとてもウマかった。

食事をしている時、窓の方を見ると…、
あれっ!?五竜山荘に宿泊すると話していたよっしーさんだ!

よっしーさん、翌日の天気がアヤしいということで、
下山に楽な八方尾根ルートを選ぶ為、唐松まで足をのばしたのだという。

夕食後、消灯前に、せっかくだからということで、酒を酌み交わす。
途中から、よっしーさんがお知り合いになったというnaoさんも加わり、
三人で楽しく酒を酌み交わしながらの山談義。

消灯までのほんの僅かな時間であったが、
三日間山小屋に泊まった中で、この日が一番楽しい
山小屋で過ごしたひとときとなった。



[コースタイム]
冷池山荘(-/5:28)〜布引山(6:14)〜鹿島槍ヶ岳南峰(6:47/6:55)〜
キレット小屋分岐(7:13/7:16)〜鹿島槍ヶ岳北峰(7:20/7:26)〜
キレット小屋分岐(7:29/7:39)〜八峰キレット小屋(8:23/8:51)〜
口ノ沢のコル(9:28)〜北尾根の頭(9:47)〜G5(10:29)〜
五竜岳頂上(11:09/11:18)〜五竜岳直下分岐(11:20)〜
五竜山荘(11:49/12:06)〜唐松岳頂上山荘(13:45/-)
by torajiro-joshu | 2012-08-16 23:59 | 山歩き

私、寅次郎の好きな山、温泉、食べ歩き、愛犬(パグ)等に関して気ままに綴っていきます。


by torajiro-joshu