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寅次郎がゆく!

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雪の”裏見の滝”へ

静かに粉雪が舞い落ちる。
時折吹く風に乗って、今落ちたばかりの粉雪が躍る。
予想は良い方向に外れ、絶好のパウダー・スノー。
雪質はゲレンデ下部よりも更にいい。
楽しい雪遊びを思い描いて、
誰もが笑みを浮かべ、歩く準備に取り掛かる。
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裏妙義縦走のメンバーに、今回初参加のふっこちゃんを加え、
総勢7人で、冬の裏見の滝へと向かう。



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ゲレンデ最上部から僅かに登っただけなのに、
そこは別世界のような静けさ。
7人の楽しそうな声しか聞こえない。
誰もがパウダー・スノーを、モノクロの世界を楽しんでいる。

スノーシューでは初体験のパウダー・スノー。
少し凍った雪面に粉雪が数㎝被っただけであろうが、
フカフカさがなんとも言えず、心地いい。

先頭のあひるさんがラッセルして下さったルートを辿ったり、
自分なりのルートを描いたりと、メンバーのそれぞれが思い思いのルートを楽しむ。
雪の”裏見の滝”へ_a0094280_16394372.jpg

裏見の滝手前の武尊神社へと下る、顕著な尾根に差し掛かる。
ここからは、今迄のルートよりは少し傾斜がきつくなる。
また、下るにつれ、尾根が不明瞭となる。

ルートを丹念にファインディングしながら
(と言っても、それはあひるさんでしたが…。俺はザッと…。)、
下ってゆく。
正確には、滑ってゆく。(笑)
誰もが歓声をあげながら、”シリセード”!(笑)
雪の”裏見の滝”へ_a0094280_16393251.jpg

最初に滑り降りた、あひるさん、ケロさんが結構小さく見える。

前の人の作ったラインを滑る為、後になればなるほどラインは明瞭となり、
必然スピードが出やすくなる。
そのスピード感は、視線が雪面に極めて近い為、かなり早く感じる。
また、スキーで言えば直滑降であり、細かいターンによるスピード調整など
まったく出来ない為、スリルを充分に味わえる。

時折、ラインを外れた俺は、加速したまま立木に激突しそうになる。
それでも懲りることなくシリセード。
もはや、子供だ…。(笑)
雪の”裏見の滝”へ_a0094280_16385526.jpg

でも、それは俺だけではない!?(笑)
誰もが少年少女に戻ってシリセード。
歓声が児玉清…、失礼、こだまする。
(↑オヤジギャグです。気にしないで下さい。笑)

そのシリセードのやり過ぎか、滑り降りる時に舞い上がった雪が
靴の中に入り込んで冷たい。
立ち止まる度に、靴の中から雪をかき出す。
ロング・スパッツを付けないで歩いたことを後悔する。
今回は、ただ冷たい思いをするだけで済んだが、
次回からは細心の注意をせねばなるまい。
今回の最大の反省材料である。

歓声の傍らで、水音のようなものが聞こえる。
それは微かではなく、ハッキリと…。
むむ…、水音!?
滝は全然凍っておらず、強い力で落ち続けているのか…!?
この時期、全面凍結は無理だと思ってはいるが、
かなりの部分が凍っていてくれたらいい。
水音がする!なんて口に出したら、轟きながら流れ落ちる滝が
目の前に現れそうな気がして、俺は口を噤んでいた。

何か人工的な物体が見える。
橋のワイヤー!?
えっ、でも、そんなのあるわけないし_、と思っていたところで、
「あっ、下に見えるのが武尊神社です」とあひるさん。
そうか、神社か。
そして、神社までひと滑り+ひと歩き!?(笑)
雪の”裏見の滝”へ_a0094280_16401684.jpg

武尊神社はそれほど雪には埋まっておらず、
人里離れた、雪の多い地域の社といった風情であった。

神社前で記念撮影をした後、裏見の滝へと向かう。
雪の”裏見の滝”へ_a0094280_1641541.jpg

観滝台!?から轟音を響かせた、裏見の滝を望む。

やはり、結氷はしていない。
正確には、全面結氷はしていない。
それでも、2割位は結氷している感じ。
僅かに結氷した、その部分は妖しく、青く見えた。

俺が裏見の滝に来たのは、かなり昔、小学生の時に
叔父に連れてきてもらって以来だが、水勢の強さは
あの時と変わらず、強いままのようだ。
雪の”裏見の滝”へ_a0094280_16423377.jpg

裏見の滝を間近で眺める、あひるさん。

あんなに近くで、飛沫がかからないのだろうか?
飛沫がかかると寒いので、俺は行かないこととする。(ヘタレです、俺は…。)

滝を間近に見た後は、お楽しみの昼食。
雪の”裏見の滝”へ_a0094280_1642996.jpg

メインは豚汁に餅を入れたもの。
今回もシショウさんの手作りの一品。
いつもいつもありがとうございます。
これらを担いで下さった麦酒さん、調理助手のあひるさんにも感謝です。
また、シュウマイ等ご提供のケロさん、しまちゃんにも感謝です。

豚汁は身も心も温まる一品で、とてもウマかったです。
また、山でいただくシュウマイもいいですね。
欲を言うなら、ビールでも…。(笑)

雪で出来た特設テーブルとベンチの上で、
今回もとてもウマく、楽しい食事をゆっくり済ませた後、
一行は駐車場へと向かう。
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帰りはゆるやかな林道を下り、途中から登り返して、
スキー場をシリセードと橇で滑り降りる。
スキーヤーやボーダーの好奇の眼差しを浴びながら…。

今回もまたとても楽しい山行でした。
雪を楽しみ、仲間との交流を楽しみ、とても楽しい時が過ごせました。
こんな機会を作って下さったみなさんに感謝します。
どうもありがとうございました。
また次回楽しく歩きましょう。
by torajiro-joshu | 2009-03-07 23:59 | 山歩き

私、寅次郎の好きな山、温泉、食べ歩き、愛犬(パグ)等に関して気ままに綴っていきます。


by torajiro-joshu