寅次郎がゆく!

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袈裟丸山

7/9 加筆

久々の山歩き。
ドクター・ストップ明け、初めての山歩きだ。

そんなわけで、去年とは違い、ここ最近全く走ったりすることもなかったので、
ちょいと体力に不安があったのだが…。



果たして、予感は的中した。
正直言って、自分に失望した…。

今年の二月、鳴神〜吾妻山縦走の後半に出た症状と全く同じ。
膝の外側で、ちょっと下の部分が、下山時に痛む。

おそらくトレーニング不足によるものと考えられるが、これは哀しい…。
こんなんじゃ、夏山云々言ってられない…。
改めて、日々のトレーニングの重要性を知った。


駐車場に着くと、車が二台停まっていた。
こんな日に山歩きなんて物好きだな〜!と思った。(…って、俺も…です…。)

出発の準備をしていると、ドライブと思しき家族連れがきた。
声をかけられ、ちょこっと話をした。
話してみると、自分と同年代位のダンナも山歩きをするらしく、
袈裟丸にも登ったことがあるらしかった。
別れ際、注意して登るように(そんな切迫感はなかったけど…)言われた。
自分では多少のガスの中の山歩きは大丈夫だと思っていたのだが…、
そんなに初心者ぽく見えたのでしょうか?
う〜む…。
何故でしょ?みなさん。
やっぱり…、格好ですか?

曇り空の下、晴天に一縷の望みを託し、歩き始めた。
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木の階段を上ると直にササ尾根に出る。
しかし、ガスっていて、何も見えない。
ササ尾根の下からは、心地良い水の音が聞こえるのみだった。
晴れていれば、抜群の景色を望めるらしいが…。
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ササ尾根をつめて、針路を左にとると、賽の河原が現れる。
いかにも賽の河原っぽい、荒涼とした、どこか寂しげな風景だ。
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落葉松林の下も一面のササ原である。
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賽の河原を過ぎ、一つ目のピークに着くと、
そこには雨量計が設置されていた。
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北東方向に延びる尾根、袈裟丸へと延びる東西の尾根、
それらが重なった場所に小丸山はある。
相変わらず、ガスだらけで何も見えないが、
晴れていれば抜群の眺めらしい。

小丸山頂上でおにぎりを食らい、少し休む。
360°、本当に何も見えない。
景色を全く楽しむことができない山歩きは久しぶりだが、
こんなにも味気なかったとは…。

小丸山を下ると、直に小袈裟避難小屋が現れる。
中を覗くと、大人4人位なら充分寝られる位のスペースがあった。
これなら、充分に利用できそうだと思った。

避難小屋を過ぎると、さっきまで丈の低かった笹の葉は、
かなり背丈の高いものとなる。
さっき迄は、笹に付いた雫は足元にまとわりつくだけだったが、
今度は膝の上までまとわりつくようになった。
カッパのパンツを穿くかどうか微妙な感じだった。

なだらかな登りから、頂上に近付くにつれ、キツい登りになる。
トラ・ロープが時折張ってある。
時たま、それを利用したり、木の根につかまりながら高度を稼ぐ。
そうやって一踏ん張りすると、
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やっと袈裟丸山となる。
やはり、ガスに覆われた頂上からは何も見えない。
そして、誰もいない。

後袈裟丸山迄は500m程らしいが、そこに至る途中の”八反張のコル”は
風化が激しいので通行禁止と注意書きがある。
実際には行けなくもないらしいが、こんな天気の日に無理をすることもない。
また、いい天気の日に来りゃいいさ!と直ぐに諦める。

好天の兆しが全く見られないので、とっとと下山する。
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落葉松!?についた雫が綺麗だった。

帰りは、途中まで何とか歩けていたが、小丸山を過ぎる辺からか、
両足に痛みを感じるようになり、ペース・ダウン。

それなのに…。

賽の河原まで帰ってきて、登山口方面に向かって少し歩くと…、
突然林の方からザザザッという物音がする。

ウワッ…、も・も・もしかして…クマか〜っ…!?
俺は身構えつつ、音のした方向を注視する。
……。
茶色いものが動いた…。
果たして、それは鹿だった。

鹿も、こちらが警戒したのと同様に、こちらを警戒しているようだった。
こちらに一瞥をくれ、すぐに林の奥へと走り去っていった。

山で鹿を見るのは初めてだった。
正体が知れる迄は、正直言ってビックリしたが、
鹿だと分かってからは、写真でも撮っておけば良かったと思った。

一瞬にして高まった緊張が解けたせいだろうか?
余計に足の痛みが増してきた感じがした。

歩く度に両足に痛みが走る。
それを我慢しながら下る。
平地や上りではあまり痛みを感じない。
やはり、下りの時に痛むようだった。
なので、後ろ向きに歩いたりしながら、なんとか騙し騙し下ってみた。

最後の木の階段には閉口した。
だからこそ、下山口に着いた時には余計にホッとした。

それにしても…何たることだろう…。
情けない限りだ。
夏山に本当に行く気があるなら、本当に…、
ちゃんとトレーニングしなきゃならんなぁ…。


コース・タイム
折場口駐車場(-/10:57)〜賽の河原(11:35/11:37)〜
雨量計の北西コル(11:57/12:03)〜小丸山(12:18/12:30)〜
袈裟丸山[前袈裟丸山](13:12/13:21)〜小袈裟避難小屋(13:45/13:47)〜
小丸山(13:55/13:56)〜1280m付近(14:52/15:00)〜
折場口駐車場(15:13/-)
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Commented by takebow at 2007-07-09 18:30 x
モチベーションも関係してますから、あまりご心配なさらない方が良いのでは無いでしょうか。小生も以前、仙丈の途中で登れなくなって愕然としましたが、今は何とかやれてます。ただし下りだけはお互い気をつけましょうね。若い時とは違ってきているのは間違いないので。
Commented by torajiro-joshu at 2007-07-09 20:21
>takebowさん、こんにちは。
励ましの言葉、ありがとうございます。
トレーニングをちゃんとしなきゃダメだよ。そうじゃなきゃ、どこに行っても楽しめないよ!ということを、もっと条件の悪いところではなく、それ程危険ではない所で実感できたという意味では良かったのかもしれません。
これからもお互いに安全、かつ楽しく登山を続けていきましょう!
by torajiro-joshu | 2007-07-08 23:15 | 山歩き | Comments(2)

私、寅次郎の好きな山、温泉、食べ歩き、愛犬(パグ)等に関して気ままに綴っていきます。


by torajiro-joshu