「幸福な食卓」を観にゆく。
ほとんど何も知らなかった。
原作者の瀬尾まいこさんという作家のことも全く知らなかったし、
主人公の北乃きいちゃんという若手女優のことも全く知らなかった。
そう言えば…テレビのCMでさくらちゃんが何か言っていたな〜。
Mr.Childrenの”くるみ”が主題歌らしいな〜。
その程度のことしか知らなかった。
そんな俺が観にいったのは、
先日、テレビ朝日のプレゼントでチケットが当たっていたからだ。
そんな程度の動機だから、そもそも映画自体の
出来についてはほとんど期待はしていない。
けれど、観てゆくうちに主人公の佐和子を演じる北乃きいちゃん、
その相方の大浦くんを演じる勝地涼さんの表情がどんどん
輝いていくのを感じ、それにつれて映画の世界に引き込まれていった。
ベタな展開ぽく感じる場面等もあったが、
見終わった後には心地良い気分になれる良い映画だったように思う。
「やさしい気持ちになりたいすべての人に贈る、この冬一番の感動作!」なる
キャッチ・コピーも強ち誇張表現ではないだろう。
じんわりとあたたかくなる囲炉裏や薪ストーブの火みたいな作品…、
って…解りにくい表現だな…。
人のやさしさやあたたかさを感じたい、信じたい人にはいい映画だと思う。
個人的には、お金を払って観にいってもいい映画だと思う。
さて、チケットがまだ余っている…、
もう一回観にゆくか…!?