2016年 08月 14日
2016 船窪小屋で過ごした夏休み (3日目)
囲炉裏の間に夜明け前に行くと、
ランプが温かみを帯びた明るさで迎えてくれた。
朝食の配膳の合間に外の天気をうかがう。
天気は悪くなさそうだ。
大町側は雲の海が下界を呑み込んでいた。
槍〜穂方面は快晴!
すっきりといった感じではないが、朝陽が顔を見せはじめた。
外はそこそこ風があり、そして少し冷たい。
秋の気配。
やはり、山の秋は早い。
お盆の頃には秋を感じ出す。
たなびくタルチョと鐘。
この鐘が今日も何度も響くことだろう。
陽が昇るにつれ、雲も徐々に上がり出してきた。
僅かな陽射しでも、暖かくなってきた。
太陽の力は凄いとあらためて思う。
今回の目的の針ノ木谷の草刈り及び整備は、他のボランティア仲間の
先月の活躍により今回は不要との結論に昨晩至った。
今日も登山者がいっぱい小屋を訪れる。
なので、今日の俺は小屋のフロント的なお手伝いということになっていた。
が…。
朝食をいただいていたら、突然K氏が船窪岳第二ピーク方面に
草刈りに行くと言いだし、俺も突然行くことになった。
しかし、何の準備もしてない。
草刈り前に北葛岳方面にK氏らは整備に行くらしかったので、
その間に俺は準備をしておくことになった。
準備をして小屋周りの作業をしていると、北葛岳方面に作業に行った
Iさんが下山の為に帰ってきた。
入れ替わりで草刈り機を担いで俺は船窪岳方面へ。
足場が悪かったり、頭上に障害物がある危険箇所を草刈り機を担いで
通過するのは大変だったが、悪戦苦闘しながらもなんとか
この日の作業を終了。
夕闇迫る中、小屋に無事に着いた。
夏の間の重要な小屋の作業の一つが終わった気がした。
by torajiro-joshu
| 2016-08-14 23:59
| 山歩き