寅次郎がゆく!

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船窪小屋 小屋開け手伝い 2015(1日目)

待ちに待った、船窪小屋の2015年シーズンの営業がもうすぐ始まる。

7月1日からのオープンに向け、小屋開けの手伝いにゆく。



仕事が早く終わったので、七倉へと早めに向かう。

大町市内のウマい焼鳥屋さんに寄り、焼鳥を食べ、
買い出しを済ませた後、日付が変わる前に七倉へ。

七倉の駐車場には、山荘に停めてある車を除いては他に一台もない。
いつも以上に静かな夜。
少し涼しいくらいだが、車内でビールをやり、明日に向けて寝る。

薄暗い中、外で人が動いている。
見てみると、ボランティア仲間のHさんだった。

Hさんは早々と出発。

急いで朝食を済ませ、準備していると、Sさんが到着。
そろそろ俺も行こうかなと思っていると、続々仲間、
そして船窪小屋のおかあさんがやってきた。
今回はBSの番組のスタッフの方も一緒だった。
今年の小屋番の勇ちゃん、博美さんもやってきた。
七倉山荘のYさん、Tさんも出てきて、集合写真を撮ってもらったり…。

そんなこんなで、なんとな〜く、みんなで一緒のスタートとなる。(笑)

但し、おかあさん除くだ。

出発前にちょっとした問題があり、急遽おかあさんは明日小屋入りすることになる。
日曜にヘリで小屋入りするお父さんと一緒に…。

一斉スタートとはいえ、みんなペースが違うということで、
ゲートからはもう俺は単独行になっていた。(笑)

俺は急がねばならぬ理由があった。
まぁ、本当はそんなに急いでないけど…。

出発前にボランティア仲間のK氏にピッケルを渡され、
テレビの取材スタッフの方の為に、
お花畑に残った雪田の雪切りをしておいてくれと依頼されたからだ。

雪切りなんてやったことないけど、やってみることにする。

ちなみに、K氏は小屋にいるとただの酔っ払いにしか思えないが、
その実力、実績たるや素晴らしい人で、マナスルにも無酸素で登っている。

そのK氏のありがたいピッケルを拝借し、天狗の庭の先のお花畑に向かう。

俺にとって、今回は今年初めての本格的登山。
今年に入ってからろくに山歩きはしてないし、日頃のトレーニングも
全くといっていいほどしていない。
ゴールデンウィークに徳本峠には行ったけれど…。
あれだけだし…。
ちょっと体力面で心配である。

いきなりの急登に汗が噴き出る。
通称!?田中ベンチを越え、岩小舎を目指す。
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途中、北葛岳が見えた!
大荒れ予報だったけれど、案外これまで天気はもっている。

岩小舎前でスマホが鳴る。
なんだなんだ!?

岩小舎で確認すると、先行していたHさんからだった。
折り返し、電話してみると…、
またまた状況が変わり、20〜30分前に七倉からおかあさんが
単独で登り始めたので、おかあさんをサポートできないかと…。

う〜む…。
俺は雪切りの任務を仰せつかっている…。

そのことを話し、会長におかあさんのサポートについてもらう
のがいいのではないかということになる。
そして俺は、電話が他の人には通じないみたいなので、
メッセンジャーとしてそれを誰かに伝えることになる。

待てども待てども誰も来ない。
30分くらい待った頃だろうか?
勇ちゃんが登ってきた。

勇ちゃん、爽やかな顔で登ってきた。
すげーな。
こっちは汗だくなのに…。
さすが山小屋バイト歴があるだけのことはある!

勇ちゃんに事情を話し、おかあさんのサポートの件をこれから登ってくる
仲間に依頼してもらうことにする。

ある意味、伝言ゲームみたいになるけど、大丈夫かなぁ?なんて
二人で笑いながら…。

勇ちゃんに伝言をお願いし、俺は先に行くことにする。

ここまで、船窪小屋に登る中では自分的には荷物の重い方だったけれど、
トレーニングをしてない割には、体力低下も最悪というほどでもなく、
なんとか納得できる範囲で歩けていた気がした。

しかし…、体が冷え切ってしまったのか?良くないなりにも
岩小舎まではなんとか歩いてきたのがウソのように、なかなか
ペースが上がらなくなる。
こんなにキツいのはいつ以来だろ?ってくらい。

七倉尾根では、睡眠不足の時を除けば、一番キツく、
一番調子が上がらなかった。

今年に入って山に行く回数が激減。
トレーニングも激減。
いずれも昨年の1/5以下くらいだろうか…。

脚のスタミナがなくなってる気がした。
それは由々しきことである。
だが、それ以上に問題なのは、心のスタミナをなくしたことだ。
頑張ろう!という気持ちがなくなっていた。
昨年あたりは、キツくても、もう一歩、あと一歩!と頑張れた。
しかし…。

こりゃ、やはり、ちゃんとトレーニングしなきゃだなと思った。
仕事が忙しく、それだけで激疲れになるので、コンディション重視とは
思っていたけれど、トレーニングはやはり少しでもしなきゃダメだと感じた。

体も心もヨレヨレだが、そうも言ってられない。
天気はいずれ悪くなるだろうから、その前に雪切りを済ませ、
小屋に入ろう!
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雲多めながら、北葛の向こうに蓮華も見えた。

そして、この写真のスポットからは、七倉尾根から唯一!?
針ノ木小屋も見える。
今日も見えた!
なんとなくテンション上がる。

ちなみに、左手の山の端から二番目のコルの向こうに針ノ木小屋が見えます。

明らかにペースが上がらず、情けない歩きだったが、
とりあえず、天狗の庭の下に来た。

さて、裏銀側はどうだろう?
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そこそこの眺め!
槍や穂高は見えないが、高瀬ダムは見下ろせるし、
裏銀の稜線も結構見えてる!

景色を見て、少し気持ちが上向きになった。
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烏帽子をアップしてみる。

本当に烏帽子のかたちしてる。

けれど、個人的には烏帽子小屋方面から見た烏帽子のかたちの方が好き。
トンガっててカッコいいと思うからだ。

少し休んだ後、小屋へ。

最後の一踏ん張りとも思える登りを歩く。
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お花畑にはチングルマが咲いていた。
イワカガミなんかもチラホラ。

雪切りや、ステップを作りながら小屋へと向かう。
作業は1時間弱やり、二箇所ほど雪の階段を作ったりした。
けれど、ビフォー・アフターの写真はない。
なんだか不細工な感じだったので割愛。

作業を終え、小屋に向かう頃、天狗の庭方面から勇ちゃんがやってきた。
それでもそんなに近くないので、一足先に小屋に向かわせてもらう。

小屋まであと100mもないところで雨粒が落ちてきた。

先行していたHさんは小屋を開け、布団をいくつか干してくれていた。
それを急いでとりこむ。
すると、途中で雨はやむ…。
なんだよ…。

雨は大丈夫そうなので、外のテーブルで休憩。
そのうち勇ちゃんもやってきて、三人で楽しくお茶タイム!?

再び雨が落ちてきて、布団や荷物を部屋に仕舞い込むと、
続々と仲間が小屋入りしてくる。

おかあさんが着くまで、布団の梱包を解いたり、
色々とできる作業をみんなでやっておく。

細かい雨が吹き付ける中、K氏とともにおかあさん、スタッフさん、
Sさんらがやってきた。撮影しながら…。

おとうさんは未だ下界だけれど、おかあさんが小屋に入って、
船窪小屋が息吹きを上げた気がした。

本日のメンバー全員揃ったところでお茶をし、その後もまた、
できる作業に取りかかった。

夕方、本日一番乗りだったHさんが下山してゆく。
う〜む…。
凄いというよりも、相変わらずのドヘンタイだと思う。
ここを日帰りなんて!しかも、みっちり仕事して。

夕食は、荷が未だ届かない為、越冬した食材と、
会員のみんなが持ち寄った食材でごはんとする。
心づくしの料理が胃に沁み渡った。

夕食後、いつものように軽くお茶会。
テレビスタッフさんもいるので、自己紹介。
何故か今回も俺から…。
どういうわけか、自己紹介のトップバッター率が高い俺。
いつも端にいるからでしょうか?

楽しいお茶会の後は、本日は無礼講ということで、
飲める人は二次会。
そこそこに飲んで、いい頃合いでお開きとした。

夕方から夜にかけて風がかなり強くなったきた。
さて、明日はヘリが飛ぶだろうか?
飛んでくれ〜!
そう願いながら、布団にもぐり込んだ。



[コースタイム]
七倉(-/6:40)〜唐沢のぞき(7:37)〜岩小舎(7:55/8:46)〜
天狗の庭(10:04/10:14)〜お花畑[雪切り作業しつつ](10:33/11:20)〜
船窪小屋(11:24/-)
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by torajiro-joshu | 2015-06-27 23:59 | 山歩き | Comments(0)

私、寅次郎の好きな山、温泉、食べ歩き、愛犬(パグ)等に関して気ままに綴っていきます。


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