寅次郎がゆく!

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船窪小屋、2014シーズン初宿泊!(1日目)

先月末の小屋開け準備作業手伝いに次ぎ、
オープンしたての船窪小屋にまた行ってみることにした。

本来なら海の日の三連休に針ノ木谷の第一回草刈りがあるのだが、
自分は三連休ではないし、もしかしたら祝日さえ奪われ、
二連休ですらない危険性もあるとみて…。

この第二土日に船窪小屋に行くことを決めた後、
果たしてその懸念は当たり、海の日の連休は強引に潰されることとなる…。

ビンボー暇無しです…。



今回のボランティア作業には、小屋開けでも一緒だったEさんが来るという。
彼女は東京発のバスで。
じゃあ、ということで、七倉駐車場から一緒に歩くことにする。

夜中の1時半頃、七倉に着く。
台風騒ぎのあった影響か?さすがに、車は少ない。

大町のスーパーで買ったビールと酎ハイで、
独りフライデー・ナイト・フィーバー!?とする。

しかし…、ビール一本で酔っ払う…。

高速料金割引の為に時間調整でパーキングに寄ってはみたが、
大型トラックがエンジンを切らず停車していて、それがうるさく、
仮眠も全くできなかったので、蓄積していた
取れなかったのかもしれない…。
そのせいで、酔いが早く回ったのだろう。

酎ハイは飲むのをやめる。

4時前に目が覚める。
結局なかなか寝付けず、睡眠時間一時間ちょいか…。

薄暮の中、バスと思しき車のテール・ランプが見える。
そして、それから少しで、Eさんらしき人がやってきた。

俺はコンタクトを外しているので、はっきり姿はわからないのだが、
ドアを開けてみた。

果たして、その人はEさんだった。

朝飯食べてないということだったので、
車の中で摂ってもらい、一緒に七倉尾根を登る。

思ったより涼しい!
夏とは思えない涼しさ。

それもそうか…。
車の中でも寒くて、なかなか寝付けないくらいだったもんな。

前日、群馬南部は猛暑だったので、七倉がいくら涼しいとはいえ、
寒さを感じることはないだろうとタカをくくってシュラフを持って
いかなかったのは反省すべき点だった。

相変わらずの急登をゆっくり歩く。
そういや、Eさんと登るのは初めてだな。

色々話しながら登り、ベンチへ。
軽く行動食を口にする。

そこで、なんと!
Eさんが、いきなり俺を殺そうとする!?(笑)

ドライ・マンゴーはダメなんよ!
というか、マンゴーがダメ。
マンゴー・アレルギーなんで…!と、Eさんの厚意に感謝しつつも、
お断りし、メロンパンを食らう。

少し歩くと、登山道が下草刈りをしたばかりのような感じ…。
ムム…、Hさんか!?
二人で推測。

果たして、それはHさんが俺達より前に歩き出し、
真っ暗な中やってくれたらしい。
船窪小屋の怪人、いや、ドヘンタイに感謝する。
Hさんは、本当はジェントルな、ナイスガイです!

この日は本当に涼しく、また、とてもいい天気。
時折樹間からのぞく山々が、どれも輝いている。

Eさんも、七倉尾根でこんないい天気は初めてらしく、
二人で黄色いコーフンの声をあげていた。
ええ、Eさん曰く、ガールズ・トークしながらの登山なもんで…。(笑)
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鼻付八丁かな?樹間から槍がのぞく。

二人とも喚声をあげる。

いやはや、なんで槍と富士山は発見すると嬉しくなるんだろ?

それにしてもいい天気!
梅雨の時期とは思えません。
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ツマトリソウ!?

花びらの縁のピンクがかわいい!
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一見地味に思える北葛岳だってカッコいい!
奥には蓮華岳。

鼻付八丁のキツい登りを終え、幾分ゆるやかになると、天狗の庭はもうすぐ。
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天狗の庭に出ると、大展望が待っていてくれた。

梅雨だと言うのに、ホント、最高の展望!
またまたEさんとともに喚声をあげる。
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槍から派生する、全ての鎌尾根がくっきり!
穂高もよく見える!
そして、高瀬ダムの奥、湯俣方面までくっきりと!

いやはや、素晴らしい天気!

休んでいたら、上から山ガール二人組。
前日船窪小屋にお泊まりいただいたそう。

ホント、とてもいい小屋で、登ってくる時にはもう二度と来ないなんて
思っていたけど、やっぱりまた泊まりにいきます!というような
ニュアンスのことを話してくれた。

嬉しいね〜!
我がことのように嬉しい。
またいつか泊まりにきて下さい。

そろそろ出発と思っていたら、今度は、
登ってくる時に我々を抜いていった軽快そうな登山者。
七倉岳往復だったらしい。

よく話をすると、船窪小屋の小屋番のしのぶさんのお友達だった。
そこでまたひとしきり話し込む。

いやはや、世間は狭いもんです。
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裏銀座の峰々の向こうに、赤牛が見える!

去年の赤牛からの展望は最高だったな!と寅、静かにコーフン。
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チングルマやイワカガミが気持ち良さそうに咲いていた。

二週間前の小屋開け準備時には雪でおおわれていたお花畑も、
もうほとんど雪がなく、夏本番間近といった感じ。
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針ノ木も見えて来た!

ここまで来れば、もう小屋は近い。

小屋のみんなに会えるのが楽しみです。

小屋に着くと、お父さん、お母さん、しのぶさんが笑顔で迎えてくれた。
お茶をいただき一休み。

暫し休んだ後、風で千切れたり絡まったりしたタルチョを直す。
その後、キャンプ場上の旧梯子撤去の為、お昼までそこで作業してくる。

結構仕事量ある。
午後の作業で終わるかどうか…。

おいしい昼食を小屋でいただいた後、再び作業現場へ。
今度は水汲み用のペットボトルを持ってゆく。

午前中もそうだったが、Eさん、足場の悪いところでも、
初めて使う!?鋸を手に大奮闘。
本当にえらいと思った。
そして、道しるべの会の会員は、本当にみんな真面目だなぁと思った。

Eさんには、15時過ぎに小屋に戻り厨房での手伝いがあるということなので、
それにあわせ作業を一時中断し、一緒に水場にゆく。

テント場にはまだ雪があった。

自分が水場にゆくのは、今年は初めて。
水場に近付くにつれ、去年とは風景が少し違う気がした。

Eさんと話すと、やはり、去年とは違うと…。
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早めに小屋に帰らねばならないEさんが先に水を汲みに…。

Eさん、やはり、えらい。
この、去年より明らかに危険度が増した水場で、2リッターのペットボトル
5本も水汲んで、小屋まで戻ります。
ホント、よく働きます。

Eさん、水汲んできて、すれ違い様に、「やっぱり、去年より危ない」と…。
今度は俺、小屋閉めの時の苦い思い出を抱えながら水を汲みにいきます。

今回、汲みながら、辺りを見回したけど、ホント、
去年とは景色が変わっていた。
一層ザレていた。

ここを小屋開け時に掘り出した道しるべの会の仲間は本当に凄いと思った。
こんな危険なところで…。
感謝感謝感謝です。
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水を汲んで、作業してたとこまで戻り、空を見上げると…。
遠望はきくものの、低く雲が垂れ込める。

明日の天気大丈夫か!?
予報では午後から不安定とかだったけど…。

俺はもう少し早く崩れるような気がした。
果たして、それは、的中することとなる。
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なんだか秋みたいな空…。

目まぐるしい天気の一日だ。
爽やかな初夏〜真夏〜初秋と流れるような空気を、
一日で味わった感じ。

一足先に小屋に戻るEさんを送り出し、
俺は、残った撤去作業をする。

どうしても今日終わらせたい。
一生懸命やってみた。
顔にまとわりつくブヨを払いながら…。
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作業していた、新階段のところからは、竜王、獅子、鬼と
連なる立山の峰々が樹間からのぞく。

この連山、船窪小屋から見る山々の中では地味な印象だけど、
結構好き。
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作業していた新階段のところは、よく考えたら、
船窪小屋界隈でも俺が最も好きな、ダケカンバの森の上だったようだ。

ブヨに何箇所か刺されながらも何とか無事に作業終了。
小屋に戻る。

小屋に戻ると、見知った顔が増えていた。
なんだか嬉しい。

某雑誌の取材スタッフの方、
徳本峠小屋のスタッフの女の子も来てた。
もちろん、宿泊のお客さんも…。
なんだか軽い緊張感。

Eさんは、もう厨房でお手伝い。
えらいよ、ホントに!

小屋開け準備の、身内だけのアットホームな感じも良かったけど、
これが小屋営業時の心地良い緊張感なんだろう。
船窪小屋を訪れた方々に、この小屋での一日を思い出深いものに
してもらえるよう、真面目にお手伝いする。
少しだけだったけど…。

夕食は、写真はないけど、いつものおいしいそれをいただく。

おいしい料理をいただきながら、今日は幾分酒を飲み過ぎたのか?
いや、睡眠不足からかもしれないが、酔いが回るのが早い。
夕食後のお茶会の後には、すぐに寝落ちしていた。



[コースタイム]
七倉(-/5:06)〜ベンチ(5:50/6:02)〜岩小舎(7:00/7:12)〜
6/10標識(7:53/8:09)〜天狗の庭(9:06/9:43)〜船窪小屋(10:18/-)
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Commented by よしくに at 2014-07-19 06:36 x
お疲れさまでした、道しるべの会 そして寅次郎さん えらいな~
感心しきりです

>いやはや、なんで槍と富士山は発見すると嬉しくなるんだろ?
なぜでしょうね、とってもよくわかります
一気にハイになりますもんね

そして、写真で見ただけでも怖い水場
毎年雪で削られちゃうんでしょうかね
緊張の水くみ、そちらに泊まった時には、すべて感謝して過ごしましょう
Commented by torajiro-joshu at 2014-07-19 17:15
★よしくにさん、こんにちは。
ありがとうございます。
けど、俺は、そんな大したことしてないです。
会の諸先輩方や、今回で言えば、Eさんや、
独り針ノ木谷に下りて作業していたHさんの方が
遥かに活躍していたと思います。

水場は、一昨年から昨年にかけてより、昨年から今年にかけての方が
崩壊が大きかった気がします。

危険ですが、水場も船窪の名物の一つなので、
船窪小屋宿泊の際には、是非行ってみて下さい。
その水は最高にウマいですし…。
by torajiro-joshu | 2014-07-12 23:59 | 山歩き | Comments(2)

私、寅次郎の好きな山、温泉、食べ歩き、愛犬(パグ)等に関して気ままに綴っていきます。


by torajiro-joshu