寅次郎がゆく!

toragayuku.exblog.jp
ブログトップ

アヤメ平

ハードな仕事が続き、朝早く起きられなかった。

けれど、山には行きたい。

低山でもいいとは思ったが、本日は最高気温が今年一番の
高さになるような予報。

こりゃ、低山では体がもたないだろうということで、
避暑も兼ね、久々に尾瀬へ。

ただ、この時期の尾瀬は激混み必至。
というわけで、穴場のアヤメ平に行くことにする。

富士見下の駐車場に着いたのは10時過ぎ。
戸倉の駐車場は車で溢れんばかりだったが、
ここは車が僅か15台程度しか停まっていない。

やはり、空いている。
この分なら、アヤメ平も静かで、充分楽しめるだろう。

準備をして、ユルユルと出発。
a0094280_15592640.jpg

新緑のトンネルが心地良かった。

夏を思わせるような陽射しと空だったが、
木陰は、やはり、涼しい。
歩くのにも丁度いい。

尾瀬にして良かったと思う。






出発が遅い為、下山者とすれ違うことがたまにあっても、
追い抜く登山者は誰一人いない。

富士見下から冨士見小屋まで6km強。
登山道というよりは林道といった風情の道が続く。
それが敬遠されるのか、何故か、ここはいつも人が少ない。

不思議だ。

大清水から尾瀬沼に行くにしたって、やはり、
前半は林道を歩くだろうに…。

多くの人には、尾瀬=水芭蕉というイメージがあるのだろうか?
それゆえ、それを存分に楽しめる尾瀬ケ原、尾瀬沼には行っても、
そのイメージから外れたアヤメ平には人は来ないのだろうか?

そんなこと考えながら、
誰もいない静かな緑の中を、日陰を選びながら歩く。

林道=退屈なイメージがあるが、ここは上高地〜横尾あたりと違って、
ちゃんと登ってる感があるので、自分としては、そんなに退屈ではない。

右に新緑、左にアヤメ平の縁を眺めながら、ユルユルと高度を稼ぐ。
a0094280_15593884.jpg

元休憩所。

ここは清水が流れてる。
おいしい水を一杯口にした。

さて、ここで、林道の約2/3を歩いたことになる。
残りの1/3を今度は遠くの山を右手に見ながらゆく。
a0094280_15594834.jpg

微妙に曲がったシラカンバ!?

それでも、天に向かってのびている。
a0094280_16019.jpg

細い枝の先一本一本まで力強い。

冬の寒さ、積雪に耐え、今という時を迎えているのだろう。
a0094280_1601156.jpg

冨士見小屋。

ここは、以前一度だけ、とある関係からボランティアに訪れたことがある。
たまたま外に出ていた奥さんとおやっさんに挨拶し、少し話をする。

ちょっとだけ憶えていてくれたようで、アヤメ平に行ってきたら、
帰りにお茶でも飲んでいきなと言っていただく。

ちなみに、小屋の名前から想像できるように、
この小屋からは富士山が見える。

本日は、朝のうちは富士山が見えていたらしい。

一先ず、アヤメ平に向かう。

小屋から先は未だ雪のとけていないところが多い。
とは言え、階段の部分は踏み抜きも多いので、慎重に歩く。
a0094280_1602149.jpg

富士見田代手前からは木道が現れる。

陽当たりのいい場所は、やはり、雪解けが早いようだ。

富士見田代を過ぎ、少し雪道を歩くと、アヤメ平の縁を歩くようになる。

再び木道が現れ、
a0094280_1604148.jpg

天空の道となる。

正面に赤城が見える。

残念ながら、やはり、富士山は見えない。
a0094280_1603111.jpg

左手には日光白根が見える。

心地良い風が吹き渡り、実に気持ちいい歩きを楽しめた。
a0094280_161497.jpg

アヤメ平。

南方は夏の気配。

a0094280_1611452.jpg

至仏山、上越国境方面はまだまだ残雪があり、
残雪期の山といった感じ。

実に気持ちいい高層湿原。

それなのに、登山者の姿は数えるほど。

いやはや、こんなところで静かにゆっくりのんびりできるなんて最高!

静かに堪能した後、天空の道を戻る。
a0094280_1612533.jpg

燧ヶ岳へと、このまま続いていきそうに思える天空の道。
全くそんなことはないのだけれど…。

写真中央右には、緑の屋根の冨士見小屋が見える。
a0094280_1613773.jpg

富士見田代では、融けかけた雪が妖しげなグラデーションをつくっていた。
a0094280_1614785.jpg

小屋に戻り、お茶をごちそうになる。

山菜と野沢菜がウマかった。

群馬の高校山岳部出身者は、ほとんどの者がこの小屋に
お世話になったのではなかろうか。

3月の春休みに、この小屋に泊まらせていただき、
リーダー合宿と称して、雪上歩行などを学んだりした。

本当にありがたいことである。

それがあったからこそ、たいして雪山をやってなくても、
ちょっとした雪山くらいは俺でも歩けるのだと思う。

今あらためてわかる、冨士見小屋という存在と、
リーダー合宿の有難さ。
小屋のおやっさんと奥さんに、あらためて礼を述べた。

また再訪することを告げ、俺は富士見下へと下る。

今度は小屋に泊まって、アヤメ平や富士見田代で星空の写真でも
撮ってみたいなぁなどと考えながら…。

相変わらず強く照り付ける陽射しの中を、来た時と同じように
日陰を探しながら、俺は静かに下っていった。



[コースタイム]
富士見下(-/10:23)〜元休憩所(11:10/11:15)〜
冨士見小屋(11:45/11:55)〜アヤメ平(12:12/12:32)〜
冨士見小屋(12:46/13:28)〜富士見下(14:29/-)
[PR]
Commented by よしくに at 2014-06-10 20:12 x
燧ヶ岳と尾瀬沼は行ってるけど、実は尾瀬ヶ原には行ってない
で、今年は行こうかと計画中
鳩待峠から富士見峠を回って竜宮十字路から山の鼻でテント泊
至仏,笠と登って戻るコース
まだまだ残雪あるから7月の終わりころ、もしくは秋
秋の放上氏が少なくていいかもね
戸倉の駐車場やバスのこと、ちょっと不安なところもあるけど
しっかり調べていこうと思ってます
Commented by torajiro-joshu at 2014-06-11 20:09
★よしくにさん、ふたたびこんにちは。
なかなかのロング・コースですね!
楽しめそう!

秋の方が空いてることは空いてるでしょうね。

バスや駐車場のことは俺もわかりません…。
アドバイスできたら良かったんですけどね。

楽しんできて下さい。
Commented at 2014-06-16 22:01
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by torajiro-joshu | 2014-06-01 23:58 | 山歩き | Comments(3)

私、寅次郎の好きな山、温泉、食べ歩き、愛犬(パグ)等に関して気ままに綴っていきます。


by torajiro-joshu