寅次郎がゆく!

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雪の中へ、風の中へ…。〜残雪期槍ヶ岳山行〜(番外編!?)

残雪期の槍ヶ岳に登り、すぐには下山せず、まったり上高地。

なんて贅沢なんだろう!

今回は松本で前泊もあったし、本当に日程に余裕があった。
今までこんな贅沢な山行はなかった。

やっぱり、余裕のある山旅はいい。
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本日の宿は西糸屋別館。
河童橋から歩いて3分くらいと、とてもいいところにある。

相部屋なら、通年8500円で泊まれる。
勿論一泊二食付きで、おまけに温泉もあるんだから、
もう最高である!

日程に余裕があるならば、泊まらないわけにはいかない。

タオルや浴衣はないけれど、たしか100円程度でレンタルもあるので、
下山後のあまり綺麗でない恰好でも大丈夫。
まぁ、着替えくらい、みんな担いでるだろうけど…。



到着後、三日間の汗を流しに温泉へ!

なかなか広く、また、窓を開ければ穂高が望める風呂は、
本当に最高だった。

下山後の風呂は、やはり、最高!!

入浴後は、当然ビール。
下山祝いという名の酒盛り。(笑)
←って、一本だけだったけど…。
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結構豪華な夕食。
どれもウマい!

そして、アルコールが、ビール大瓶600円、
日本酒一合450円と、宿にしては安い!
明日はもう帰るだけなので、
下山祝いと称して、両方いってしまった。(笑)

同じテーブルになったおじさんらと楽しく話ながらの夕食で、
とても楽しい夕食だった。

夕食後は河童橋散策。
槍ヶ岳山荘では撮れなかった、夜景の写真を撮りにゆく。

ハイ・シーズンとは異なり、ほとんど人がいなく、
静かで、とても雰囲気のいい河童橋。

まぁ、でも、夜景写真撮るのもいいけど、
こういうとこは、綺麗なおねーちゃんと来るべきだな…。
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夜の上高地・河童橋。

星空と穂高をバックに、そこそこいい写真が撮れたかなと思いきや、
ライトのおっさんがウロウロしてきて、
ちょいと残念な写真になってしまう…。

ちなみに、河童橋はライト・アップなんかされておらず、真っ暗なので、
夜の河童橋に行く人はライト必携!

そう言えば、夕食時の隣のテーブルのおねーさん方は、
夜の上高地散策ツアー!?とか。
そんなのあるの知ってたら、俺も参加したかったなぁ…。
次回は是非とも参加したい!

翌朝起きると、上高地は曇天。
予報より早く天気が崩れたよう。

朝食前に河童橋方面に散策に行こうとすると、雨がパラパラ落ちてきた。
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早くも穂高は霧の中…。
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六百山!?も霧の中…。
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焼岳は辛うじて見えていた。

宿に戻り、冷えた体をあたために風呂に行く頃、
雨脚が強くなり、本格的に降り出してきた。
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朝食。

野菜がとてもウマかった!
こういう朝食の鮭って、あまりウマくない印象が強いのだが、
こちらの鮭はウマかった。

朝食をおいしくいただき、少し話をしたお客さん達に挨拶してから、
朝イチの新島々行きのバスに乗るべく、ターミナルに急ぐ。

バスが出るとすぐに、一時弱かった雨脚は強くなってきた。
来る時に、斑に見えた焼岳は、鈍く光る雨粒の向こうで、
俺を静かに見送ってくれた。



昨年末、突然空の彼方に旅立ってしまった愛犬・健太。
健太のいない寂しさは、今も俺の心に、小さな穴をあけている。

健太に会いたい!
また一緒に走りたい!

もう二度と叶わないとわかっている。
少年じみた思いとわかっている。

けれど、空に近いとこに行けば、少しでも健太に会えるような気がした。

そんな思いが俺を動かしたのかもしれない。

寒いのが嫌いで、それほど多くの雪山経験があるわけではない俺は、
このゴールデンウィークに槍に行こうと思った。

不器用な俺は、そんなだからこそ、山において、
地道にステップ・アップしてきたと思う。
それゆえ、今まで危ない思いをすることは少なかったし、
怪我ともほぼ無縁で、楽しく山歩きを続けてくることができたと思う。

その大原則を、今回は破るに等しいような気もしてた。
もう少し経験を積んでからの方がいいんじゃないかとも思った。

でも、健太をみていて、つくづく思った。

人生は一度きりなんだ。
いつまで生きられるかなんて誰にもわからない。
やろうと思ったことは、すぐにやるべきなんだと。

そこに準備が必要で、無謀とチャレンジは紙一重というのもわかっていた。

大仰な言い方だが、結果オーライの山旅はしたくない。
その時の実力に伴った山旅をしたいと俺は思う。

今回の場合、無謀でもチャレンジでもない、微妙なとこだったのかもしれない。
ただ、当然のことながら、地元の慣れ親しんだ山に行くのとは違う、
チャレンジ的要素を充分に秘めていた。

だからこそ、そこを越えた時に、自分にとって、
ある種新しい世界が開ける気もしてた。

それは、健太にまた会いたいと願う、
少年じみたセンチメンタルな思いの
副産物としてだが…。

無心の先に新たな想念が浮かぶのではないかと俺は思っている。
頑張った先に見える何か…。

今回俺は無心になれるのではないかと思った。
その先で健太に会えるのではないかと思った。
健太の声がきこえるのではないかと思った。

無心の瞬間はあったのではないかと思う。
しかし、残念ながら、健太の声をきくことはできなかった…。

けれど、健太に導かれるようにして行った残雪期の槍は、
俺に新たな世界を開いてくれたのかもしれない。

雪の中へ、風の中へ、キミに会いにいった。
その中でみた風景は、短い一生を駆け抜けた健太のように、
強さとやさしさを奥底に秘め、キラキラ輝いていた。


愛犬・健太に捧ぐ。
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Commented by よしくに at 2014-05-24 08:05 x
きっといつもそばにいると思うよ
私は、愛犬クレアの遺骨をよく遊びに行った
風神山の頂上に埋めてあります
しょっちゅうそこで手を合わせる
山頂の芝生を走り回ってるといいんだけど
その姿は当然見えない、でも一緒の歩いてる気がしてます
残s月の槍、楽しいひと時をありがとうございました
素晴らしい眺め、十分楽しみました」
Commented by torajiro-joshu at 2014-05-24 12:34
★よしくにさん、ふたたびこんにちは。
ありがとうございます。
故人も故犬!?も、きっといつもそばにいますよね。
心の中にいますよね。

よしくにさん家のクレアも、きっとよしくにさんに
寄り添ってますよね。

遠い空の向こうで、ウチの健太らと遊んでいたりして…。(笑)

拙いブログを読んで下さり、ありがとうございます。
by torajiro-joshu | 2014-05-05 23:57 | 山歩き | Comments(2)

私、寅次郎の好きな山、温泉、食べ歩き、愛犬(パグ)等に関して気ままに綴っていきます。


by torajiro-joshu