寅次郎がゆく!

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残雪の谷川岳へ

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谷川岳トマの耳より足下を覗きこむ。

ガスに包まれながらも、見せるその姿は、なかなか迫力ある谷だ。



ゴールデンウィーク明け、残雪の谷川岳へと行ってみる。

今回の同行者は、以前からの知り合いのももっぱ。

今日の山行は、ももっぱが近々結婚するということで、
はなむけ代わりの登山である。←理由後付けやろ!?(笑)

目まぐるしく変わる天気予報に翻弄されながらも、
日曜の好天ゲット!の筈だったが、谷川岳の麓に来てみると、
山頂は未だガスに包まれていた…。

それでも天気は好転予報なので、それを期待しつつ歩き出す。

ゴールデンウィーク明けの天神平スキー場は閑散としていた。

ロープウェイを下りた後、リフトに乗り継ぎ高度を稼ぐ手もあるが、
ゲレンデ脇をしっかりと登ってゆく。

それにしても、結構急!
しかし、出だしからの急の斜面ではあるが、アイゼンは使わず、
キックステップをももっぱに教えながら登ってゆく。

思ったよりうまく登ってゆくももっぱに感心。
まぁ、これなら今日は大丈夫だろうと…。

急なゲレンデを登り切り、天神尾根に取り付く。
前の方には、先行者がチラホラと見受けられる。

雪はほどほどの固さで、歩き難さはそれほど感じない。

雪の尾根上のルートを少しゆくと、やがてトラバース・ルートとなる。
無雪期なら、そのまま尾根上をゆくが、積雪時はトラバースするようだ。

ここのトラバースは注意せねばならない。
落ちたら、かなりヤバい。
事実、ゴールデンウィーク中にも滑落があったらしく、
不幸にもその方は亡くなってしまったらしい。

そんなこともあり、ロープが設置されていたが、
そんなものがあっても危険には変わりない。
ももっぱに注意を促し、また自分も気を引き締めてゆく。

危険な場所ではあるが、ももっぱは意外に平気だった。
無難にこなし、熊穴沢避難小屋へ。

ここで軽く休憩。

微妙な天気で、未だ山々は頭を見せない。
標高1800m以上位から上は雲の中といった様子。

避難小屋から先は、雪道だったり、夏道だったりで微妙。
それ故、アイゼンをどこで着けるか迷う。
ただ、山頂に至るまでは、ミックスの状態の場では
着けるメリットよりも着けないメリットの方が多そうな状況だったので、
暫く着けずに進む。

少しでも陽が出れば暖かく、翳ると少し肌寒い。
そして、風が吹くと、明らかに寒い。
微妙な天気に、翻弄される。

それでもしっかりと歩を進める。

天狗の留まり場にて、ここから上はほぼ雪道であり、
また傾斜があるので、漸くアイゼン装着。

以後、雪道の上をサクサク登る。
程良く固まった雪に食い込むアイゼンの音が耳に心地いい。

より傾斜が増す斜面に来ると、雪面に杭とロープが打たれていた。
そこから一踏ん張りすると、そこはもう頂上直下。
肩の小屋が目の前に姿を現した。

それを横目に、一先ずトマの耳に向かう。

頂上へと向かう道は階段になっているようだが、
そこに着いた雪が微妙に融けていて、かなり歩き難い。
それでもなんとか歩き、頂上に到着。

期待していた、頂上から眺めは…。
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オジカ沢ノ頭も今は雲の中…。

登ってくる途中は、よく見えていたのに…。

劇的に天気が好転するとも思えないので、オキの耳へ向かう。

しかし、これがまた歩き難い。
夏道、雪道のミックスで、アイゼンを着けたままでは、
かなり歩き難い。
雪道に乗れば楽なのだが、パックリ口を開け始めていて、
それは憚られる。
なので、基本、無難なコース取りをする。
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谷川岳オキの耳にて。

ここでも天気イマイチ。
なので、小屋まで戻り、昼飯にすることにする。

行きに歩き難かった道は、帰りも当然歩き難い。
ミックスの道をまた戻る。

トマの耳は帰りはスルーして、小屋へと向かう。

慎重に歩いていたつもりだったが、
雪を踏み抜き、遂に転けた。
おまけに、片足がハマったので体勢を立て直そうとした時、
もう一方も持っていかれ、微妙な体勢になり、
スパッツにアイゼンの爪を引っかけ、穴を開けてしまった…。

高校の時から使っていた、ビンテージ!?モノだったのに…。(涙)

まぁ、でも、怪我をしなかっただけヨシとしよう。

小屋の外では、他の登山者数組が昼食にしていた。

しかし、風が少し吹いていて、休んでいると冷えそうなので、
我々は小屋内で昼飯を摂ることにした。

アイゼンと靴、スパッツを脱がねばならぬが、
中は風がないだけ快適。
のんびり昼飯を食う。

すると、徐々に雲が切れてきた。
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オジカ沢ノ頭の向こうは万太郎山だろうか?
その姿も少しは現れ始めた。

青空も綺麗だ。
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俎嵓へと続く尾根か?なかなかの迫力。

肉眼ならば、赤城や榛名もしっかりと見られるようになってきた。
漸く晴れてきた感じだ。

外に出て、アイゼンを着けながら景色を堪能する。

もうちょっと待っていれば、もっと素晴らしい展望が期待できそうだが、
時間もそれほど早くはないので下山することにする。

ちょっと遅いかな?とも思ったが、
下からは登山者が結構登ってくる。
天狗の留まり場辺からも続々と…。

いつの間にか、上空の雲は切れ、
すっかり晴れ渡っていた。
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大きな雪面を下り、左に目を遣る。
すると、至仏山や燧ヶ岳と思しき姿までハッキリと見えた。

いつの間にか、最高の天気となっていた。

実に気持ちいい。
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同行のももっぱも満足そうだ。
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右側に目を見遣ると、さっきよりも更に山々が姿を現し始めた。

下るのが名残惜しくなるような天気になってきた。
しかし、そうも言ってられまい。

サクサクと下り、天狗の留まり場でアイゼンを外す。

そこからは再びミックスの道を下る。

避難小屋では、この日何度も顔を会わせたカップルと話をする。

彼等は自分らよりも一足先に下山したので、
あまりいい眺望は得られなかったようだ。

けれど、楽しそうな笑顔だった。

やっぱり、晴れの日の山歩きはいいね。
みんなを笑顔にする。

ここで一息つき、危険なトラバースに向け、
気を引き締め直し、天神平へと向かう。

トラバースは相変わらず危ないが、
ももっぱも、行きの時よりは更に逞しく歩いている気がした。

スキー場のゲレンデ上部まで一旦登り返し、
あとはゲレンデを直線的に、アグレッシブに下っていった。


ももっぱ、おつかれさんでした。
意外にやるな!と感じたのが正直なところ。
そして、婚約おめでとう!
より幸せになって下さい。
以上、私のはなむけ!?です。(笑)



[コースタイム]
天神平(-/8:10)〜熊穴沢避難小屋(9:08/9:18)〜
谷川岳トマの耳(10:45/10:50)〜谷川岳オキの耳(11:15/11:20)〜
肩ノ小屋(11:50/13:00)〜熊穴沢避難小屋(14:05/14:10)〜
天神平(15:03/-)
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Commented by ももっぱ at 2013-06-19 14:24 x
寅さん 先日の谷川岳では大変お世話になりました!ももっぱです。
おかげさまで残雪の歩き方、アイゼンワーク等、勉強になりました。
いろいろ山行がたまっていてブログ更新できない!と言っていたので一緒に行った谷川の記事はまだ先のことだろう・・・と思っていたのに素早いですねー、忙しい中お疲れさまです<(_ _)>
記事を見て、あらためて谷川の良さを噛み締めております。
近所の山なのに(家から登山口まで1時間半です)、頂上に立つと、遠くどこまでも稜線が続き、奥深い山に来たような気分になる・・・
アルプスってこんな感じなのかなぁ・・・

また寅さんと山に行ける日を楽しみにしております。ご指導ご鞭撻のほどお願いいたします。
あ、でも夏の間は他の山行で忙しそうですねー。じゃ、とりあえずこのブログみていろいろ山のこと勉強させていただきます。

はなむけありがとねー(^_^)/
Commented by torajiro-joshu at 2013-06-19 23:50
★ももっぱ、こんにちは。
先日はお世話になりました。

残雪の谷川、綺麗だったね!

ちゃんとした雪山はもっと厳しいから、
ちゃんとした人にしっかり教わってね!

谷川岳もいいけど、もちろんアルプスもいいよ。
もっと山が大きく、深い感じだしね。

機会あらば、また行こうぜ!
by torajiro-joshu | 2013-05-12 23:59 | 山歩き | Comments(2)

私、寅次郎の好きな山、温泉、食べ歩き、愛犬(パグ)等に関して気ままに綴っていきます。


by torajiro-joshu