寅次郎がゆく!

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表妙義(金洞山[中ノ岳]〜堀切)

秋晴れの日曜日、早起きできず、近場の山に行くことにする。

赤城山では紅葉真っ盛りのようだが、
アプローチの渋滞で辟易すること必至なので、
未だ紅葉には早い妙義山に行くことに決める。

石門巡りだけではつまらないし、
絶好の天気が後押ししてくれそうなので、表妙義に行く。

但し、時間が早くはないので、金洞山〜堀切のみを
今回は歩くことにする。

この表妙義のルートは、一般の登山道としては国内最難関ルートの一つであり、
北アルプスの奥穂高~西穂高の縦走路より危険と思われます。
単純に技術のレベルだけで考えれば、要求されるレベルはこちらの方が上でしょう。
アプローチは楽ですが、ほぼ毎年死者も出ますし、安易に入らぬことをお勧めします。
また、ある山岳ガイドの記述によれば、無雪期の槍ヶ岳・北鎌尾根と
表妙義縦走の技術レベルは同等とのことなので、経験のある登山者ならば、
その難易度が容易に想像できるかと思われます。
一般登山道と言われてはいますが、限りなくバリエーションに近いルートという
位置付けと考えて、入山する場合には細心の注意を払う必要があると思います。


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快晴なり。
奇岩のまわりの樹々は未だ青葉。

登山者も観光客もそれほど多くはない。




石門広場経由で表妙義へのルートへと取り付くことにする。
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登山道入口からは、早くも、妙義らしい岩と樹々の景色。

石門巡りをしてから広場に行こうと思ったが、
ワーキャーする声から、時間をロスすることを予測し、パス。
すんなり広場へと向かう。

広場は、やはり、そんなに混んでなかった。

表妙義への取り付きからは、一段と急な道となる。

途中、三人パーティに道を譲ってもらい、先行する。

表妙義の稜線手前の長い鎖場は濡れておらず、
今回は歩き易かった。

稜線からは少し陰鬱な雰囲気。
気を引き締めてゆく。

金洞山直下の鎖を登り、頂上へと辿り着く。
誰も人がおらず、静か。
そして、快適。
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上の方は僅かに紅葉が始まったようだ。
裏妙義と、遠くに浅間が見えた。
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目を凝らすと、軍艦状の荒船山の向こうには、八ヶ岳連峰が見えた。
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岩の上に登り、見下ろせば、そこは絶景。

ここは桜の時期に来ても最高なのだが、
紅葉の時でも最高だろう。

自分は紅葉最盛期の時には来れていない。
今年、そのチャンスがあればいいのだが…。

写真を撮りながら休んでいると、直に三人パーティが到着。

少し言葉を交わした後、先に進む。

えっ!こんなとこを歩くの!?といった感じのピナクルを越え、
次なるピークに差しかかると、若いカップルが非正規ルートを下りかけてる。

一応声をかけたが、男性は強引に下り、
女性は正規ルートを下ることに…。

ビビる女性に手をかしてあげたけど…。
あの後が心配だった。
まぁ、でも、ニュースにならなかったから、大丈夫だったんだろう。
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金洞山を下るパーティ。

写真中央のピナクルより上の鎖場を下っている姿がわかるだろうか?

スパッと両側が切れた尾根に絶妙につけられた道をゆくようにできてる
このルートは、サイドに樹々があるから、その恐怖感、高度感は
薄れるかもしれないが、冷静にみて、とんでもない道である。

鷹戻し手前の、極めて手強い鎖場を攀じる。

ここは鎖が長く、かなり太い上に、どうしても両腕で鎖頼りに
ならざるを得ないポイントがある。
なので、ある一定の腕力がないとキツいのではないだろうか?

そこを登り切り、ちょっと巻くように斜面の裏側にまわると、
そこが有名な鷹戻し。
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さて!気合いを入れ直して、行くぞ!と思うとアララ…。
渋滞…!?

結局、ここで30分待ちだった。

自分の番がようやく来る頃に、三人パーティ到着。

「やっと追い付いた」と、リーダー笑顔。
「ちょうど良かったですよ。ほとんど待たずに下れますから…」
本当にそう思った。

岩場渋滞って、やっぱりキツい。
後半は寒さを感じてくるくらいだったし…。

下り始めを特に気をつけ、慎重に下る。
高度感なぞ感じることないくらい集中して下る。(笑)
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リーダー下る途中。

こう見ると、やはり、かなり急で、かなり長い鎖場。
そりゃ、ここで落ちたら、極めてヤバいわ…。

この後も鎖場、短いが垂直な梯子を下り、鷹戻し無事通過。

再び陰鬱な感じのする縦走路を堀切へと向かう。

堀切から中間道へと下り、そこを歩いて石門広場へ…。
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中間道も少し紅葉が始まる。

それにしても、わかってはいたが、ここも微妙なアップダウンがあり、
それにも増し、陰鬱な空気が気を少し重くする。
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下の廊下チックな道。

怖いのでサッサと通過。

大砲岩付近まで来れば、人がいっぱいで、
空気がガラッと変わる。

陽射しもたくさん受け、あたたかい。
大砲岩の上で暫し休んだ。
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大砲岩より本日のルート(左側のギザギザ)を振り返る。
ピークでは人の姿らしきものがチラホラ見えた。

帰りは石門広場を経由し、来た道をすんなり帰った。

表妙義ルートの半分ながら、やはり、かなり楽しめた。
今度は紅葉最盛期に来てみたい。



[コースタイム]
駐車場(-/11:17)〜石門コース入口(11:21)〜石門広場(11:31)〜
金洞山(11:54/12:02)〜鷹戻し手前(12:33/13:05)〜堀切(13:28)〜
大砲岩(13:55/14:22)〜石門コース入口(14:31)〜駐車場(14:35/-)
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Commented by よしくに at 2012-10-24 07:25 x
妙義山は歩いてみた山ではあるが
新ハイキングでも新ハイとしての登山禁止の山の一つ
山のアドバイザーからも、ガイド無しでは行くな
と言われている
前に、アヒルさんの所でも感じたことだけど
確かに緊張が続く道ですね
そう言うところ、嫌いじゃなく、むしろ好きな方
できるものなら、ご一緒させていただきたいです

それにしても、あの場所で30分待ちはきついですね
紅葉真っ盛りの時期は、もっとなのかな?

8月に、組合の旅行の帰り、バスの中から眺めたばかり
どこをどう歩くんだろうな~と、指をくわえて眺めた物です(笑)
Commented by torajiro-joshu at 2012-10-25 21:27
★よしくにさん、こんにちは。
「新ハイ」の内部規定は、自分にはよくわかりませんが、
奥穂〜西穂を歩いているよしくにさんならば、変な言い方ですが、
表妙義を歩く資格は十二分にあると思います。

こちらの方が、ルート自体の難易度、危険度とも上と思いますが、
まぁ、大丈夫じゃないかと…。

鎖場の渋滞に限らず、山での渋滞はイヤですね。
渋滞発生原因を作ってる人が、気を利かせてくれりゃ…とも
思いますが…。
Commented by よしくに at 2012-10-26 07:27 x
新ハイとしては、危険度の高い山は、責任上嫌煙してるのでしょう
個人的に行くのは、どこに登ろうとかってです(笑)

私も、それなりに難コースも歩いてますが
以外と小心者です(大笑)

渋滞の原因を作ってる人も、必死なんでしょうね
Commented by torajiro-joshu at 2012-10-26 21:59
★よしくにさん、こんにちは。
自分も小心者の部類ですよ。
イケイケにはならないし、あんまり無理しない方ですしね。

by torajiro-joshu | 2012-10-21 23:59 | 山歩き | Comments(4)

私、寅次郎の好きな山、温泉、食べ歩き、愛犬(パグ)等に関して気ままに綴っていきます。


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