寅次郎がゆく!

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扇沢〜新越山荘〜針ノ木岳〜扇沢 (1日目)

南アルプスの北岳〜農鳥を縦走しようと思っていた。
しかし、南アルプスの天気はイマイチなよう。
なので、北アルプスに変更。
今年は扇沢〜白馬大池、扇沢〜船窪、船窪〜烏帽子を歩いたので、
空白区間の種池〜針ノ木峠を歩くことにした。
そうすれば、烏帽子〜白馬まで繋がる。

前夜家を出ようと思っていたが、出る際になり、雨が降り出す。
なので、翌日未明に出発することにする。

しかし、あまり早く起きられず、扇沢到着は10時近くになっていた。
それでも、それはある意味計算済み。

下山者が停めていたマイカーで帰ることを期待してた。
そうすれば、駐車スペースが空くからだ。
果たして、ギリギリだったが、なんとか駐車できた。

扇沢から歩き始める。
柏原新道はほぼ一ヶ月ぶりだ。

どんな登山道か雰囲気がわかっているので、気持ちは楽。
種池まで頑張れば、あとは稜線歩きといった感じ。
とりあえず、前半の柏原新道を頑張る。

さすがに、登り出しが遅い為、登る人は少ない。
まぁ、前回と同じくらいだけど…。

前回はすぐにガスにおおわれたが、今回は天気がいい。
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木の間越しに大町方面が見えた。



秋の気配を感じる登山道は、花も少なくなっていたが、
それでもいくつか咲いていた。
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黄色い花(名前わからず…。)に、心和む。
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ケルン手前での注意喚起の看板。

危険地帯はウダウダせず、スピーディに通過する。

ケルンまでは前回とほぼ同ペース。
今回の方が少し荷も軽いんだけど…。
数kgの差じゃ、たいして変わらないということか…。
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途中、扇沢の駐車場が見えた。

さすがに、混んでる…。
連休だもんな。

前回もそんなに休まずに種池まで歩けたので、今回もそうする。
種池山荘の姿はガスに包まれ見えない。
見えると、元気がわくのだが…。
とりあえず、目の前の一歩に集中。
黙々と歩く。

なんとなく、種池が近い気がしてきてからは、少し元気がわく。
一歩、また一歩と進む。

小屋が見えた。

意外にも前回より結構早い。
後半ペースが上がったか。

どうせなので、2時間切りを目指す。
が…、2分遅れ。
まぁ、休憩込みで2分遅れだから、ヨシとしよう。
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種池小屋前は人で溢れていた。

新越方面も爺ヶ岳方面も見えない…。
なんともまぁ…。

意外に気温が低い感じで、あまり休むと汗冷えしそうなこともあり、
昼飯を食らい、そそくさと出発する。
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地名の由来だという種池。
案外小さい。

水面には青空も少し映っているんだけど…。

この夏、熊が出没したというキャンプ場を通過し、新越方面へ。

こんなに近くても出るんだ!と、ちょいとビックリ。
その熊は駆除されてしまい、もういないとはいえ、
少し緊張感を持ったままで先を急ぐ。

曇っているせいもあるかもしれないが、
微妙に陰鬱な感じの道を歩いてゆく。
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すると、ガスが少し切れ、爺が岳の裾が少し見えた。

手前の葉は黄色く色付き、秋を感じさせた。
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立山方面も少し見えた。
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チングルマの花柱もなんとなくススキのように思え、
秋の気配を強く感じる。
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緑の中にナナカマドらしき紅が混じる。
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雲の切れ間から立山方面の山々が姿を現す。
しかし、劔までは見えず…。

まぁ、明日は天気がいい筈だから、明日の稜線歩きで、
立山や劔、薬師などの山々を存分に眺めればいいさ。
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爺ヶ岳も雲の中…。
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けれど、進行方向はそこそこ展望が効き、
幾分黄色みを帯びてきた山々の姿が美しい。
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なれど、微妙にガスったり、ガスが切れたり…。
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ガスが切れれば、気持ちいい雲上のトレイル。

と言いたいところだが、実はアップダウンが結構多く、
決して楽とは言い切れない。

それでも、秋の気配を感じ、楽しい。
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稜線の扇沢側は切れ落ちているところが多く、
なかなかの迫力。
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岩小屋沢岳頂上。

あまり頂上ぽくない雰囲気。

単なる通過点ぽい印象だが、それは扇沢側がガスっていたから
そう感じただけで、実はそちらの側が迫力ある斜面となっていそう。
そして、反対側は劔、立山がよく見える!筈だ…。

生憎、遠望が効かず…。
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途中、ウラシマツツジの紅が眩しい。

下界はまだまだ暑いが、山では、
確実に季節は秋へと移ろっている。

秋なんだなぁ…。

時の流れの早さを感じる。

今俺は生きている。
いつ果てるとも知れない、人生という旅の中。
この山旅と同じく、基本、単独行で…。

そこはかとない孤独感を感じる。
独りには馴れてるけど…。

人って、やっぱり、人と繋がっていたいんだよな。
どんなに独りが好きって言ったって。

まぁ、別に、俺は独りが特別好きってわけじゃないけど…。
たまたまそういう状況だから、それを受け入れてるに過ぎないけど…。

意識のレベルで自分は孤独ではないと思えることは、すごく大切だと思う。
自分には帰れる場所があるというのは、すごく大切だと思う。

人は独りでは生きていけない。

誰かの為に自分があり、自分の為に誰かがある。
そんな関係性の相手がいたら、なんと素敵なことだと思う。

いつか、俺の前にも、そんな相手が現れてくれたら…。

そんなこと考えながら、静かに独り歩いていた。
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緑の海が、白い霧に呑まれる。

小屋はあの向こうだろう。

小屋を目指して、白いトレイルを黙々と歩く。

すると、あれっ!という感じがするほど呆気なく、小屋が現れた。
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新越山荘。

小さくて、可愛らしい小屋だった。

到着後、同室になった福井のIさんと色々会話をして楽しんだ。
Iさんは、地元の白山にとても詳しく、白山に全く行ったことのない俺は、
興味深く、それらの話をきかせていただいた。

また、談話室では糸魚川から来られたという2人組パーティの方々とも
楽しく話をさせていただいた。
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新越山荘の夕食。

小屋閉め2日前のおかげか?少しおかずが多いような…。
まぁ、それはいいことなわけで、腹一杯いただく。

食後、相席となった年配の登山者と青年とちょいと話す。
すると、その年配の方、アマチュア山岳写真では超有名な方!
とても穏やかな方で、色々と楽しい話をきかせていただいた。

部屋に戻り、今度は同室の方と話す。

話題は、主に、急転した天気の話。
明日は好天のわけが一転、曇りのち雨の予報…。

それでも、午前中早い時間に頑張れば、
なんとか濡れずに下山できるだろうと、
誰もが明日の天気に期待していた。

俺も、針ノ木岳まで頑張れば、あとはなんとかなるだろうと読んでいた。

明日雨が降らないことを祈り、眠りについた。



[コースタイム]
扇沢駐車場(-/9:57)〜柏原新道登り口(10:04/10:12)〜
八ツ見ベンチ(10:39)〜ケルン(10:55/11:00)〜種池山荘(12:14/12:29)〜
岩小屋沢岳頂上(13:28/13:35)〜新越山荘(13:58/-)
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Commented by よしくに at 2012-10-14 07:25 x
同じコースを歩いたのは、もう3年前
新越山荘の談話室から、
すぐ目の前に剱が見え、その迫力に見せられたのを覚えてます
針ノ木の小屋に着いたら、土砂降りになりましたが
歩いてる間に降られることもなく
常に剱を見ながらの未知は楽しかったです
私も単独でしたが、時折、色々考えちゃいますね
Commented by torajiro-joshu at 2012-10-14 20:27
★よしくにさん、こんにちは。
やはり、山歩きは、雨の時は楽しくないですよね。
俺も劔を間近に見たかったな〜。

まぁ、単独行には単独行の、パーティ山行にはパーティ山行の
良さがありますよね。

セキララに書きましたが、色々考えながら歩いてます。(笑)
by torajiro-joshu | 2012-09-22 23:59 | 山歩き | Comments(2)

私、寅次郎の好きな山、温泉、食べ歩き、愛犬(パグ)等に関して気ままに綴っていきます。


by torajiro-joshu