寅次郎がゆく!

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平標山〜仙の倉山〜大源太山

地元の山仲間のでんさんと平標山に行ってきた。
今回は娘さんも同行。
3人でのなかなかハードな(ロング・コースの)山行となった。



でんさんとは先日の鍋割山〜荒山山行以来、娘さんとは昨年末の吾妻山以来。

どんな感じで山を歩くのかわかっているだけに、気持ち的に楽。
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樹林帯の中のいきなりの急登を、でんさんを先頭に快調に進む。

歩くと汗をかくが、立ち止まると風により汗冷えするくらいの天候。
まぁ、歩くのには悪くないといった感じ。

とりあえず、世界的な極悪企業所有と思われる鉄塔を目指す。

鉄塔のあるところまでくると、風をまともに受けるようになる。
見晴らしはいいが、さすがに冷える…。

新潟県側の山々は、未だ頭を雲の中に隠していた。
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主稜線と思しきところに出ると、たおやかな山容が広がる。

このコースには初めて来たが、思いの外大きな山容に少し驚く。
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なだらかな稜線の上に主にひらかれた登山道には雪はない。

けれど、その脇には、踏ん張るかのように雪が付いていて、
面白いカタチの雪形をみせていた。

登山道には雪はないとはいえ、ところどころ崩れているか、
或は今にも崩れ落ちそうなところもあり、慎重に通過する。

初心者連れでは心配かな?と思われるようなところもしばしば現れるが、
でんさんの娘さんは難なく通過。

もっとも、そうだよな。
初心者じゃないし…。

前日の降雨のせいか、時折ぬかるんだ道となる。
道いっぱいがぬかるんでいて、意外に歩きにくいところもあり、
その泥で汚れぬよう、慎重に歩く。

笹原の中の道を越えると、よく整備された階段が現れる。
個人差があると思うが、自分の歩幅にはあまり合ってはいない道を歩く。

コーナーでは階段が時折崩れている。
雪の影響で崩れたのではないかと推察される。

階段の道は風の通り道にもなっているようで、立ち止まると結構寒く感じる。
それゆえ、休まずに歩く。

大山祇の石碑のところで大休止。

ここから平標の山頂はもう一息。
ふと平標の方に目を見遣ると…、
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環水平アーク!?が…!

珍しい気象現象を目にすることができ、ちょっとコーフン。
急いでシャッターを切った。
(あまりよく写ってないと思ったが、家で確認すると、案外よく写っていた。)

コーフンしつつも、休みながら、ここで
でんさんが担ぎ上げてくれた”あんぴん”をいただく。
餅もやわらかく、あんこもとてもウマい!
大きめの大福であったが、ペロッといただいてしまった。

でんさん、ごちそうさまでした。
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進行方向に目を見遣ると、谷川馬蹄形縦走の山々が見える。
さすがに、結構距離はありそう。

雪が斜面にイイ感じで付いていて、アルペン・ムードを一層醸し出していた。
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ゆるやかな笹原の道をゆく。

のんびりした感じの道をゆくと、すぐに平標の頂上だった。
人気の山らしく、結構登山者が多い。
標識の前にも人が溢れ、それゆえ写真を撮れなかった…。

頂上では新潟県の高校山岳部の生徒達が休んでいた。
この日は高校総体の下見登山に来ていたらしい。

元気な生徒や、そうでない生徒もいたりして、その彼等の姿の向こうに
高校時代の自分を重ね合わせ、なんだか懐かしい気持ちになった。

少年達よ、頑張れよ!
高校時代、山岳部で歩いている時なんて、いつも必死で、
楽しいと感じる余裕なんてほとんどないだろう。
でも、それはきっといつか何かに生きるし、楽しいと思える日も来るさ。
今必死に歩け!
山は悪くないぜ!

心の中で、少年達に静かにエールを送った。
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歩いてきた方向を振り返る。

たおやかな稜線の向こうに、苗場山と連なる山々の山肌が見えてきていた。
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これから進む仙の倉山方向を見る。

雰囲気は、有峰口から太郎平へと向かう道の、
まさに太郎平のすぐ手前みたいな気がした。

のんびりした雰囲気がいい!
が…、風の通り道のようで、強い風がキツい…。

歩き難い階段の道も多いが、
稜線上の気持ちのいい道をゆく。

花の季節ならば、さぞかし気持ちいいことだろう。
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仙の倉山頂上

ここで昼飯。
先ほどの登山道ほどではないが、風が強い。
物陰に除け。少しでも風が当たらぬようにして、昼飯にする。

昼飯を食べた後、エビス大黒の頭方面へと偵察。
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手前のエビス大黒の頭だけがいきなり男らしい山容で、
なかなか絵になっている。
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ここから谷川岳までは稜線伝いにおよそ10km…。

結構遠い…。
けれど、機会あらば歩いてみたいなぁ…。
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平標山方面を振り返る。
奥には、しっかりと苗場山が見えるようになっていた。

向こうは雪が多いなぁ。
またいつか苗場山にも行ってみたいなぁ。
今度は日帰りでなく、山頂の小屋に泊まり、のんびりしてみたい。
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陽だまりで咲いていた白い、小さな花。
ヒメイチゲだそうです。
(おしえて下さった方、ありがとうございます。)
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山頂から北側を見遣ると、それでも結構雪が多い。

ここは、冬場は山スキーの人が多く見られるらしい。
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幾重にも連なる山々。
奥の中央は、巻機山。

2000m前後の山々とは言え、かなりの迫力を感じる。
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万太郎山方面を望む。

谷川岳へと続く道は長い!

けれど、条件のいい時ならば、さぞかし楽しい稜線歩きができるだろう。
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斜面に残る雪と緑との対比が綺麗だった。
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平標山へと戻る。

やはり、なんとなく太郎平への道と似てる気がする。

平標山の頂上に戻ると、登山者はほとんどいなくなっていた。
みんな、意外に下山が早い。

我々は平標山の家に向かう。
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途中雪田が現れる。

二カ所雪田があったが、上の方は締まっていて歩き易かった。
けれど、僅かな標高差ながら、下の方はゆるく、少し歩き難かった。
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徐々に姿を現し始めたエビス大黒の頭が、なんとなく劔岳ぽい気がして、
やはり絵になる。
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平標の鐘

霧の時に登山者に小屋の在り処を知らせる為にあるのだろうなぁ。
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鐘のそばに咲いていたシロバナノヘビイチゴ。

さて、ここから素直に下るか、大源太山を回って下山するか思案する。

当初の予定はそれであるが、一般的なコースタイムによれば、
大源太山を経由し、浅貝ゲレンデに下りると、バスの時間に間に合わず…。
どうするか…?

今日のパーティの歩行スピード、同時に後半ゆえのスピード低下を考慮しても、
自分らのペースで下れば、バスの時刻には間に合うだろうということで、
大源太山まで足をのばすことにする。

とは言え、実は大源太山までは登りとなる。
ここで如何に時間をロスしないかが鍵となりそうだった。

とりあえず、ペースを作ろうということで、自分が先頭で歩く。
そんなに早くもないけど、遅くもないペースに、
でんさんの娘さんはしっかりついてくる。

ムム…。
やるな!

中学時代で考えれば、俺のその時よりも、
今の彼女の方が体力があるような気がした。
荷物の重さ云々はあるだろうが、今すぐ高校山岳部に入っても、
彼女ならある程度通用する体力に思えた。

標高が低くなったせいか、このルートには木も花も多い。
ペースを上げたとはいえ、そんな花々等を楽しみながら
楽しく歩いてゆく。

分岐まで来て、更にひと登りする。

途中、小さな雪の斜面のトラバースをして、
明るい斜面に出ると、直に頂上が見えた。
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大源太山頂上。

登山者はいないかと思っていたが、
この日平標山の家に宿泊するという登山者が撮影をしていた。

頂上からの展望はすこぶるいい。
今日歩いたルート、そしてそのルートの延長、
谷川岳へと続く稜線がしっかりと見渡せた。

頂上にはミネザクラ!?が咲いていて、下界との寒さの違いを感じさせた。

この展望のもとでゆっくりしたい気持ちもあったが、
バスの時間もあるので、長居せずに下ることにする。

途中あると思った、ショートカットする道は見つからず、
分岐に戻り、三角山を経由して下る。
(ショートカットする道は廃道、もしくはこの時期はヤブ漕ぎになるのかも。)

三角山からは、案外急な道を一気下り。

前半にあった下りよりも急な場面が多かったが、段々下りに慣れてきたのか?
下りの歩きがかなり上手くなったでんさんの娘さんに感心した。

俺の方はと言えば、途中からランナーズ・ニーのような症状が出て、
実はちょっとキツかった。
それでも、普通に歩けはしたが…。
夏山に向けて、思いっきり不安を残した…。
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標高が低くなると、ムラサキヤシオが見られるようになった。

なんとなく大小山登山道を思わせるような道を下り、ゲレンデに出て、
国道沿いのバス乗り場に向かう。

案外余裕で着き、バス到着を待った。

この日、歩いたのは約17km。
久々に長い距離を歩いた気がした。

平標も仙の倉も大源太も初めて登ったが、
どの山もそれぞれに良かった。
花の季節ならばもっと良かろう。
その場合、花を愛でたり、写真を撮ったりで、
なかなか前に進めないかもしれないけれど…。

でんさん、娘さん、楽しい山歩きをどうもありがとう。
是非また御一緒しましょう。
でんさんの山行記はコチラからどうぞ。



[コースタイム]
元橋駐車場(-/7:31)〜鉄塔(8:21/8:27)〜松手山(8:56/9:09)〜
大山祇石碑[1900m付近](10:02/10:30)〜平標山頂上(10:48/10:59)〜
仙の倉山頂上(11:40/12:55)〜平標山頂上(13:35)〜
平標山の家(14:10/14:29)〜大源太山頂上(15:16/15:28)〜
三角山(15:43/15:45)〜浅貝バス停(16:59/-)
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Commented by でん at 2012-06-20 01:00 x
寅次郎さん、こんばんは(^^)/
その節はお世話様でしたm(_ _)m
楽しかったですね!娘共々、写真上手いなぁと言いながら読ませていただきました~♪
いつの間に撮ってたの?って感じです(^^;)
自分のブログに自分の後姿は登場しないですものね(笑)

17キロもあったのですね(@_@)
あっ、もしかしてバス移動も含まれているのかな?
後半は写真を撮る暇もなくペースメイクをしていただいていたのに
私のほうはシッカリ写真も撮ってしまって申し訳なかったです(^^;)
それでも時間配分を見ると忙しく歩いた割には、お昼はけっこう休んでいたのですね~。
天気さえよければ、残雪の山歩きは静かでいいものですよね(^^)
今頃はお花畑も花に埋め尽くされている頃でしょう。
よしくにさんも誘って、また一緒に歩きましょうね!
寅次郎さんがまだ歩いていない浅間山・黒斑山あたりいいかもね~
Commented by よしくに at 2012-06-20 07:37 x
残雪期の山 いい眺めですね~
「エビス大黒の頭が、なんとなく劔岳ぽい気がして」
には、同感でした
谷川岳は秋に行く予定ですが
馬蹄形縦走はだめになりそうです

でんさんと寅次郎さん二人の視点で、同じコースを読むと
よ~くわかりますね、自分も歩いた気になりますよ
楽しませていただきました、ありがとうございます

でんさんの
「寅次郎さんがまだ歩いていない浅間山・黒斑山あたりいいかもね」

私も歩いてないので、是非企画して下さい
今度こそ時間を作りますから
その時はよろしくお願いします
Commented by でん at 2012-06-20 19:18 x
この場をお借りしちゃいます~m(_ _)m
ぜひ企画しましょう♪
よしくにさんは秋に谷川岳を歩かれる予定があるけど馬蹄形はダメになりそうとのこと。
それなら馬蹄形ではなく、主稜線縦走などいかがでしょう^^

浅間山・黒斑山なら時期はいつでもOKですネ。
でも真夏の浅間山は日陰がないです~(^^;)
谷川主稜線縦走(西黒尾根~平標山)なら日の長い今の時期ですね。
あっ、寅次郎さんの膝が~。

前のコメントに書き忘れましたが、「環水平アーク」よく撮れてますね~(^^)
Commented by torajiro-joshu at 2012-06-22 06:52
★でんさん、こんにちは。

その節は、たいへんにありがとうございます。
本当、楽しかったですよ。

17kmは、歩いた距離で、バス移動は含まれてないです。
休憩時間は、意外にしっかり取ってましたね。
まぁ、単独でも、そんなもんかなぁ。

>よしくにさんも誘って、また一緒に歩きましょうね!
寅次郎さんがまだ歩いていない浅間山・黒斑山あたりいいかもね~

是非、実現させましょう!
Commented by torajiro-joshu at 2012-06-22 06:57
★よしくにさん、こんにちは。
少し雲があったものの、とても眺めが良く、
楽しい山行でしたよ。

>谷川岳は秋に行く予定ですが
馬蹄形縦走はだめになりそうです

馬蹄形縦走、楽しそうですもんね、
行けないのは残念ですね。

このコースも、機会あらば歩いてみて下さい。
なかなかいいコースでしたよ。

でんさんとの山行、是非是非、実現させましょう!
Commented by torajiro-joshu at 2012-06-22 07:37
★でんさん、ふたたびこんにちは。
どこの山に行くにしても、天気がいいといいですね。
まぁ、でも、暑いのはイヤだなぁ…。

>谷川主稜線縦走(西黒尾根~平標山)なら日の長い今の時期ですね。
あっ、寅次郎さんの膝が~。

今のところ、休みも足もわからないなぁ。
そうすると、夏になっちゃいますよね…。
足は日常生活では大丈夫なんですけどね。
休みは、晴れと休日の兼ね合いが…。

>前のコメントに書き忘れましたが、「環水平アーク」よく撮れてますね~(^^)

意外によく写ってました!
ダメかと思ってたんですけどね…。
Commented by 根岸秀平 at 2012-07-19 20:10 x
ご無沙汰です。
上越の山もいいですが、上信山々もいいですよ。
そして麓の軽井沢もお忘れなく。
来週、初心に戻り「表銀座」行きます。
首尾よく登れ、生きて帰れましたらご報告します。
ヒマラヤのリベンジ話しも生きてます。
若くて元気な隊員募集中です。
ご興味がありましたらご一報ください。
ではお目にかかれる日まで、お元気でご活躍くださいませ。
軽井沢 スタジオ・カーム:根岸秀平
Commented by torajiro-joshu at 2012-07-20 06:37
★根岸秀平さん、こんにちは。
こちらこそご無沙汰してます。
お元気そうでなによりです。

来週、「表銀座」に行かれるんですか!
楽しみですね。
天気も今よりは安定するんじゃないでしょうか。
熱中症には気をつけ、存分に楽しんできて下さい。

ヒマラヤ、いいな〜。
仕事が休めれば、本当に参加させていただきたいですよ。
夢のまた夢ですね…。

そういえば、先月末、高峰高原に行きましたよ。
ちょっと出が遅く、根岸さんのところに寄らせていただく
時間がありませんでした…。

夏山、存分に楽しんできて下さい。
Commented by よしくに at 2012-07-20 19:40 x
この場を借りて失礼します
寅次郎さんのグルメ報告
楽しみにしてたのですが
ここのところ、全くなくなりましたね
お仕事忙しいのかな?

一ファンのたわごとでした
Commented by torajiro-joshu at 2012-07-22 06:46
★よしくにさん、こんにちは。
メッセージ、ありがとうございます。

特別忙しいというわけではないんですが…、
なんとなくあまり外食にいかなくなった。
行ったとしても写真を撮らなくなっちゃったんですよ。
なんか、気分じゃないっていうんですかね…。
by torajiro-joshu | 2012-05-26 23:59 | 山歩き | Comments(10)

私、寅次郎の好きな山、温泉、食べ歩き、愛犬(パグ)等に関して気ままに綴っていきます。


by torajiro-joshu