寅次郎がゆく!

toragayuku.exblog.jp
ブログトップ

苗場山

今週も八ヶ岳へ!と思ったが、連日の酷暑に負け、
当初自分が歩こうと思ったコースを歩き切れるか自信がない。
それどころか、連日の睡眠不足で、朝起きられない…。
そして、起きたとしても、体が重い…。
なので、予定を変更し、八ヶ岳の某コースより
コースタイムが少し短い、苗場山祓川ルートで山頂を目指すことにする。

和田小屋下の第2リフト駐車場からスタート。
空気は幾分涼やかなものの、陽射しが強い…。
歩き出してすぐに汗が吹き出た。

和田小屋脇のゲレンデの登山ポストに登山届けを出してから、
本格的にスタート。

ゲレンデを少し歩くと、すぐに尾根の裏に入り、樹林帯の道となる。
尾根と樹々が陽射しを遮ってくれる為、さっきよりはかなり涼しい。

大きな岩がゴロゴロする道をゆく。
深い森といった風情だ。
熊が出てきても、全く不思議はない雰囲気。
尾根の反対側がメイン・ゲレンデとは思えないほどだ。

30分程歩いたところで、リフトの鉄柱を見る。
なんだか複雑な気持ち。
たいして歩いていないんだと…。

めげずに黙々と歩くと、進行方向左手の視界が開ける。
a0094280_21375318.jpg

七合半より…

相変わらず、陽射しが強い。
少しゲンナリしつつあったが、展望に励まされる。



a0094280_2138085.jpg

中ノ芝付近

木道がしっかり付けられている。
見た目奇麗だが、歩幅が制限されるので、少し歩き辛い。
まぁ、でも、仕方ない。
歩かせてもらってるんだから…。
a0094280_2138513.jpg

中ノ芝付近より振り返る。
湯沢の町だろうか、大きな建物がしっかり見えた。

中ノ芝付近は奇麗な笹原で、緑がとても鮮やかだった。

この辺りで、軽装というか、トレランに近いような姿の高校生
と思しき少年達とすれ違う。

中ノ芝から上は、少しの間、比較的緩やかな登りとなる。
快適な散歩が楽しめる。

股スリ岩なる場所もあったが、どんな意味だったのだろう?
岩にへばりつく程怖くもないし、股をスル程の傾斜でもないような…。

地味に基準点のある神楽ヶ峰のそれにタッチ。
そこからは富士見坂を下ってゆく。

名前から想像するに、晴れた日には富士山が見えるんだろうなぁ…。

途中、雷清水なる水場に立ち寄る。
a0094280_2138107.jpg

雷清水より苗場山を望む。

かなり傾斜のあるように見える斜面。
雲尾坂という名前がピッタリに思えた。

雷清水は、名前の如く、水が出ている。
せっかくなので清水を飲む。
冷たくてウマい!
生き返った気がした。

ここで、年配のご夫婦と話す。

「今日はどちら迄?」
「頂上に行って、帰ってきます。こんな時間ですけど…」
「でも、行けるわよ。さっき高校生がいたでしょ?
 高校のスキー部だとかで、早い子で下から頂上迄2時間20分だって…」
「下からって、和田小屋からですかね?駐車場からですかね?
 和田小屋からなら、今迄で1時間半だから、不可能ではないかなぁ…」
「行けるわよ。私達でも、ここから50分だったんだから…」
「そうですか。高校生に負けたくないですね。(笑)行ってみます」

いい話を聞いた。
どうやら、新潟県内のスキー部の練習で、登山をしているらしい。

こんな時期にしっかりトレーニングしてるんだから、
結構強い高校なんだろう。
そこの体力トップクラスの生徒が2時間20分で登るんだから、
もし俺がそれで登れれば、体力的には彼等と互角とみていいだろう。
その高校生の体力をどう評価するかだけど…。

まぁ、自分の体力をはかるものがないだけに、
参考にしてみるのもいいかもしれない。
ただ、無理をせず、いつものペースで歩いてみよう。
いつものペースというのが、ある程度の持続可能性の
高いスピードなんだから…。
a0094280_21381487.jpg

雲尾坂より平標山〜大源太山!?の稜線を望む。

下界は酷暑の日々だが、山は早くも秋の気配。

雷清水から見た時に感じたように、やはりかなり急な斜面を登る。
a0094280_2139799.jpg

すると、やがて平坦な高層湿原の一端に辿り着く。

いかにも高層湿原といった、とても気持ち良いところだった。

かなり平坦で、どこが頂上だかよくわからないような山頂だが、
山小屋方面に向けて、歩いてゆく。
a0094280_21382078.jpg

果たして、二軒(一軒休業中)の小屋の間に頂上があった。

実に地味な山頂で、標識がなければ、
そことわからないようなところだった。

腕時計を見る。
12:48…、和田小屋から丁度2時間、
小屋下の第2リフト駐車場から2時間20分だった。
少なくとも、件の高校生と同レベルの所要時間だったようだ。

少しホッとした。
景色のいいところで昼飯を食べることにする。
a0094280_21391548.jpg

実に雰囲気のいいところにある、苗場山頂ヒュッテ

ここにもいつか泊まってみたい。
できれば、秋がいいかもしれない。
草紅葉と星空が奇麗な時に…。
a0094280_2139211.jpg

本当に気持ちのいい高原

夏空と緑の笹原も悪くない。(笑)
a0094280_21392818.jpg


a0094280_21393453.jpg


a0094280_21393937.jpg


a0094280_2034182.jpg


a0094280_21403651.jpg


a0094280_21404519.jpg


a0094280_21431453.jpg

見渡す限り緑の広大な高層湿原、池塘が本当に奇麗だった。

昼飯を食べている間に曇ってきてしまい、じっとしていると、
汗冷えが風にさらされ寒いくらいだった。
けれど、これで晴れていたら、遮るもののない山頂では
かなり暑く感じてたかもしれない。

まぁ、これはこれで良かったんだろう。

もうちょっと山頂を散策したかったが、
万が一のことを考えて、下山することにする。

山頂から神楽ヶ峰にかけては花が多い。
花の写真を撮りながら、ノンビリと下る。
a0094280_21433490.jpg

雷清水よりふたたび苗場山を振り返る。

山頂は雲におおわれてしまった。

山頂での景色の見え具合がどうだかわからないが、
もしかしたら丁度いい時に山頂にいたのかもしれない。

雷清水でウマい水をふたたび口にし、下山口へと向かう。

濡れた大きな岩が多く、なかなか歩き難かったが、
今回は登山靴だったので、横岳の時よりは歩き易かった。

山頂は寒いくらいだったが、和田小屋まで下りると、
ふたたび夏だった…。

駐車場手前で、登り時の雷清水でお会いした年配のご夫婦と再会。
ご夫婦は翌日谷川岳に登るとのことだった。
なんともタフなご夫婦だった。

いつかは行ってみようと思っていた苗場山、
このタイミングで行くとは自分でも思わなかった。
山頂での滞在時間が短く、高層湿原はあまり楽しめたとは言えないが、
本当に気分のいいところだった。
できるならば、次回は山頂のヒュッテや赤湯温泉とからめて行けたら、
とても面白いような気がする。



[コースタイム]
第2リフト駐車場(-/10:28)〜和田小屋(10:44/10:48)〜
雷清水(12:14/12:16)〜苗場山頂上(12:48)〜
苗場山頂ヒュッテ下(12:52/13:05)〜湿原散策(20分程度)〜
雷清水(13:56/14:07)〜和田小屋(15:14)〜第2リフト駐車場(15:25/-)
[PR]
Commented by takebow at 2010-09-09 05:31 x
先日、NHKの「小さな旅」でやっていましたが、本当に良いところですねぇ。山頂部に池塘があるなんて不思議な、楽園のような処です。一度行ってみたいモノです。
Commented by torajiro-joshu at 2010-09-09 21:36
★takebowさん、こんにちは。
とても広い山頂の高層湿原は本当にいいところでした。
また、そこに至るルートもなかなか面白いものでした。
是非一度登ってみて下さい。
Commented by くに at 2010-09-10 06:12 x
苗場山は、一度行きたいと思っていた山
でも、小屋泊しないと・・・
日帰りできるんですね 良い情報を貰いました
同じタイムで歩けるか自信ないけど(笑い)
確かに、一泊して頂上湿原を楽しんだ方が良いのかも知れないけど
ささっと登って帰ってくるのも一つ
ありがとうございました

当方は、笠ヶ岳満喫してきましたよ
デジブックなる物を作ってみました
お暇なとき、ブログから見てやってください
Commented by torajiro-joshu at 2010-09-10 20:49
★くにさん、こんにちは。
苗場山、人気ありますね〜!(笑)
苗場山日帰り往復は充分可能ですね。
朝早く出れば、湿原散策も充分できるでしょう。
ちなみに、累積標高差は1100m程度らしいです。

「デジブック」、拝見しました。
ストーリー性があり、すごくいい感じでしたね。
by torajiro-joshu | 2010-09-05 23:59 | 山歩き | Comments(4)

私、寅次郎の好きな山、温泉、食べ歩き、愛犬(パグ)等に関して気ままに綴っていきます。


by torajiro-joshu