寅次郎がゆく!

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盛夏の鍋割山(赤城山)

登山口に到着。
車の外気温計は32℃程度。
明らかに、わが町よりは涼しい。

来る途中は霞んで見えたが、山腹に来てみると、
陽射しは存外強い。

「熊出没注意」の看板が不気味だ。
ここにも熊が出るのか…。

思わず、登らずに帰ろうと思う。
しかし、耐暑トレーニングにはうってつけの条件だ。
”あの頂”に思いを馳せ、鍋割山頂を目指す。



山頂まで1.5km。
鬱蒼とした杉林を登り始める。

すると、すぐに明るくなる。
山頂まで1.4km。

大きな尾根の西南面の登山道をゆく。
地図を見て、わかってはいたが、勾配が結構キツい。

汗が一気に吹き出る。
陽射しもキツい。
首筋が痛いくらいだ。

手ぬぐいを首に巻いてみる。
首筋が灼ける感じはなくなる。
しかし、更に暑さを感じる。

このままでは熱にやられそうな気がする。
なので、手ぬぐいを首筋にかけるだけにする。
現状では、これがベストなようだ。

鍋割高原に出る。
登山口まで0.7km、鍋割山頂まで1.4km。

よくわからない…。
頭が狂ったか…。

汗は止まらず、更にキツくなる。
キツい、本当にキツい。
僅か15分位しか歩いてないだろうに…。
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獅子の鼻に出る。

ある意味、”獅子鼻”か…。
北アルプスの、3000mの稜線が恋しい。

キツい。
休もうと思うが、休むのに適した日陰はない。
風もない。

もう少し登れば、樹林帯に入る。
進んでみる。

日陰が多くなってくる。
幾分涼しくなる。
相変わらずキツいが、さっきよりは楽だ。

黒檜山から猫岩を経由して下りる道に似ている。
だが、ロープの多さを考えれば、こっちの方が勾配がキツいか?

日陰の道になった。
けれど、なかなかペースがあがらない。
最初のダメージが大きいようだ。
それでも、足を進めてみる。

道が平坦になった。

林を抜けると、再び笹原の道となった。
道標には、頂上までの標高差80mとある。
あと一踏ん張りだ。

雲が出てきたようで、今迄よりは涼しい。

笹原の中の階段を登る。
脛が痒い。

涼しいとは言え、汗はひかない。

黙々と登る。
すると、頂上に出た。
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頂上には大きな標識があった。

標高1332m。
登山口が800m位だから、たいして登ってはいない。
それにしてはキツかった。

頂上には7〜8人の登山者がいた。

どの顔もみな涼しそう。
みな荒山高原方向から登ってきたらしい。

下界では最高気温37〜38℃の予報だ。
こんな日には、そっちからのルートの方が賢明だろう。
なるべくなら、直射日光が当たる時間が短い方がいい。

頂上付近の岩に腰を下ろす。
岩は灼けていて、尻が少し温かい。

けれど、雲が多くなってきたお陰で、涼しい。
汗もひいてきた。
直射日光さえ当たらなければ、やはり、涼しい。
下界に帰りたくないくらいだ。
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前橋方面を望む。

遠望はあまりきかない。
だが、今は涼しいのが何よりだ。
暫くノンビリしていたい気分だ。

それでも、夏の山だ。
そんなにノンビリしているわけにはゆくまい。
名残惜しい気分の中、下山する。

涼しい中で体を休めたせいか、幾分体が軽くなった。
快調に下ってゆく。
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マツムシソウが咲いていた。

下界は異常な夏だが、山はもう秋に近付いているということか。

再び、鍋割高原まで戻った。
すると…、またもや物凄い蒸し暑さ…。

これで、理由がわかった。
前半は直射日光とこの蒸し暑さにやられたのだ。
登りの時には、その蒸し暑さには気付かなかった。
いや、気付かなかったのではない。
登山口もそこそこの蒸し暑さだった為、
それほど意識しなかったのだろう。

今度はそれを意識した。
逃げるように下っていった。

今日は本当にキツかった。
ここ数年の山歩きの中でも、一、二を争う位のキツさだった。
いくら何でも、条件を選んで山歩きをした方がいいだろう。
考えさせられることの多い山歩きだった。



[コースタイム]
鍋割山登山口(-/12:13)〜鍋割山頂上(13:06/13:36)〜
鍋割山登山口(14:05/-)
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Commented by suikamama126 at 2010-08-18 05:59
赤城も奥が深いですね。ってまだ、荒山高原とか
長七郎とか薬師の方しか行ったことないですけど。^^;
前橋市民には行きやすい山なので、これからもっとチャレンジ
したいと思っています。

寅次郎さんも無理はなさらないようにね。
Commented by くに at 2010-08-18 06:31 x
お疲れ様でした
蒸し暑いのは答えますよね
私も先日の南アルプス、全身ぐっしょりでまいりました
そんな中、一緒に行った女性陣から知恵をいただきましたよ
ペットボトルを凍らせ、新聞紙でくるみ 100均のアルミの保冷パックに
入れてザックへ 結構融けずに暑さ対策になります
二日目、三日目は、それぞれ山の冷たい水を入れ保冷パックに

笑い話ですが、三日間うちわでずっとぱたぱた
最終日の下り、何かが飛ぶ!と思ったら、
ウチワの紙が汗ではガレだし、ちぎれていたのです
最終的には骨だけになっちゃいました
Commented by takebow at 2010-08-18 19:42 x
ご無沙汰しております。灼熱の状態ですから、汗などで水分をとられてしまうのはやむを得ませんよね。標高差800mだと風は爽やかですか?直射日光のルートはキツかったんですね。
Commented by torajiro-joshu at 2010-08-18 21:08
★すいかママさん、こんにちは。
ありがとうございます。
それなりに耐暑トレーニングはしていたつもりなんですけどね。
以後、気をつけます。

赤城は大きいですからね。
登り甲斐があると思います。
是非、登り尽くして下さい。(笑)
Commented by torajiro-joshu at 2010-08-18 21:16
★くにさん、こんにちは。
ありがとうございます。

今回はかなりキツかったです。
いくら標高が高いとは言え、紫外線が強いから、
南アルプスもキツかったでしょう。

同行された方の「暑さ対策」、なかなか良さそうですね。
山での冷たい水は嬉しいですからね。

歩きながら「うちわでずっとぱたぱた」ですか!?
それって、結構疲れるんじゃありません?
Commented by torajiro-joshu at 2010-08-18 21:22
★takebowさん、こんにちは。
こちらこそ、ご無沙汰しております。

この日は本当にキツかったです。

標高800mは、我が町よりは遥かに涼しかったですが、
そのちょっと上の笹原の湿気と直射日光には閉口しました。

ちなみに、頂上は、曇っていたということもあり、
下界よりは遥かに涼しかったです。
Commented by milouxxx at 2010-08-19 08:59
鍋割山、それほど高くはないけれど、この時期だと
暑さでそうとうなのですね。
もう少し涼しくなったら・・・お願いします^^
それまでに身体を治します!
Commented by torapoe at 2010-08-19 14:32
真夏の低山は意外と暑くて閉口した事を思い出しました。
寅次郎さんが「キツイ」と仰るのだから相当なものだったのでしょうね。
お疲れ様でした。
Commented by torajiro-joshu at 2010-08-19 21:05
★ちょめこさん、こんにちは。
斜面南側だったからキツかったんだと思います。
この時期鍋割山に登るなら、箕輪からの方が絶対いいですね。
コースのほとんどが北側の樹林帯ですから…。

体を治して、落ち着いたら、軽く行ってみましょう。
Commented by torajiro-joshu at 2010-08-19 21:12
★とらぽぉさん、こんにちは。
やはり、真夏の中低山、しかも一番暑い時間帯の山歩きは、
体に堪えますね…。

普段、桐生市の吾妻山(481m)なる山で、
30℃程度の山歩きなら経験しているので(と言っても、
往復1時間足らずですが…)、今回も大丈夫と思ったんですけど…。

今回は、一番暑い時間帯の直射日光にやられたようです。
この日は伊勢崎、館林が日本一、前橋が5位くらいの
最高気温でしたからね…。

暑さに関しては、本当にキツかったです。
昨年秋の北岳は、シャリばてでキツかったですけど…。
Commented by けろぼうず at 2010-08-22 16:56 x
赤城に鍋割山という山があるんですね。
しかし32度で涼しいとはさすが群馬。
耐暑トレーニングお疲れ様でした。
ワタシも先日、耐熱訓練と称しお昼に15キロジョギング
しましたが、後半5キロで軽い熱中症となりました。
後半追い風で走ると無風状態となり、異常に発汗しフラフラに
なりました。(そんな時間に走るなよって感じですが・・・苦笑)
その意味じゃ、山の樹林帯も意外とヤバイかもしれません。
ホント、今年の夏の暑さは、いつにも増して異常ですね。
Commented by torajiro-joshu at 2010-08-22 17:50
★けろぼうずさん、こんにちは。
先ずは、おつかれさまです。(笑)

関越などで、そちら方面から赤城を見遣ると、
一番西(左)に見える山が鍋割山です。
そちらの鍋割山と違い、名物の小屋もうどんもありませんが、
見晴らしの良い、なかなかいい山です。

けろぼうずさんは、さすがにハードなトレーニングをされてますね。
だからこそ、あのハードなコースをきっちり歩き通せたのでしょう。
俺も見倣わなきゃです。
とは言え、15kmも走れないな…。
ましてや、真っ昼間になんて…!

お互いにこの暑さに負けず、色々と楽しみましょう。(笑)
Commented by あひる at 2010-08-22 23:14 x
短い一行一行を読み進んでいると・・・
何か、某羽田さんの書籍に出てくる"日記"のようなものを
感じてしまいました。本当にお疲れさまでした。
何事も無く良かったです。
ワタシは先日の岳沢に向かう時に、寅次郎さんと同じように
なりました。某羽田さんの西表島での体験記が頭をよぎりました。。

涼しくても夏のヤマ、、、早々に下山との事、サスガです。
Commented by torajiro-joshu at 2010-08-23 21:29
★あひるさん、こんにちは。
う〜む…。
近いものがあるかもしれません。
勝手知った山域だから、不安感は然程ありませんでしたが、
あれが見知らぬ山域だったら…。

文章は…、実はこのブログ記事にはサブタイトルがあり、
それ風に書いたのです。
しかし、まぁ、ちょっと、それは良くないかなと思い、
サブ・タイトルはつけないことにしたのでした。

そう言えば、あひるさんも「先日の岳沢に向かう時に、…同じようにな」ったと
お話されてましたね。
今年の夏は殊更暑いから、お互いに気をつけねばなりませんね。

「下山」は…、やはり、夏山ですもんね。
できる限り早めにしなきゃ!ですよね。
なら、もっと早くから登れ!という気もしますが…。
まぁ、急に思い立って山に行ったので…ということで、
おゆるし下さい。
by torajiro-joshu | 2010-08-16 23:59 | 山歩き | Comments(14)

私、寅次郎の好きな山、温泉、食べ歩き、愛犬(パグ)等に関して気ままに綴っていきます。


by torajiro-joshu