寅次郎がゆく!

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表妙義(茨尾根ピーク〜相馬岳)

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カタクリ

歩き始めて間もなくの所に、カタクリの花が開いていた。
樹々の間から差す、春のやわらかい陽を浴びて、
気持ち良さそうに咲き誇っていた。



今回も単独ではなく、パーティ山行。
御一緒した御岳友は、前回に引き続き、あひるさん、むかしむかしさん、
2月の鹿俣山でも一緒だった、ももちゃん。

本来ならば、前日の土曜の山行予定だったが、
俺が風邪気味だった為、一日順延となったのだった。

みなさん、ご迷惑をおかけして、すみませんでした。
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相馬岳(中央右寄り)〜茨尾根ピーク(相馬岳の左の尖ったピーク)

あのギザギザの、魅惑の!?(笑)稜線を歩く。

大人場を過ぎ、東屋で軽く休憩を取った後、中間道分岐へと向かう。
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中間道へと向かう御岳友

進行方向には、これまた魅惑的な!?(笑)東岳方面が見え隠れする。

けろぼうずさんが「5月に表妙義縦走をしよう!」とお話ししていたので、
自分も一緒に来ることだろう。
それにしても、いつ見ても素晴らしいギザギザだ。(笑)
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中間道分岐の看板

登山者の注意を促しています。

まぁ、そうでしょうね。
表妙義の縦走路は、知る人ぞ知る、
一般登山道としては国内最難関クラスですからね。

北アルプスの奥穂〜西穂と比べても、
標高や気象の変化等を考慮に入れなければ、
私見ではこっちの方が厳しい縦走路だと思う。

その割には、縦走路に取り付くまでのアプローチが時間的にかなり楽なので、
安易に入ってしまう登山者が多いようだ。
けれど、さして標高の高くない妙義で毎年死者が出ることを考えれば、
その険しさ、厳しさは容易にわかると思うのだが…。
気を引き締めて、入山すべし!(自戒の意味をこめて…)

中間道を過ぎると、傾斜がキツくなってくる。
ギザギザの岩峰群が目の高さになる。
その姿は猛々しいが、美しい。
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表妙義の稜線直下

稜線に出ると、裏妙義、浅間山が迎えてくれた。
稜線上も風はあまりなく、空気こそ冷たいものの、歩き易い。
これなら稜線歩きも楽しいだろう。
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更に傾斜がキツくなった稜線

木がたくさん生えているからいいものの、生えていなければ、
この稜線はかなり怖いだろう。

主に、進行方向左に裏妙義と浅間を見ながら歩いてゆく。
ほどなく、茨尾根ピークに到着。

そして、そこで昼食とする。
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昼食を作る御岳友

ちなみに、写真の右手1mくらいは断崖絶壁。
堕ちたら、もう生きていないでしょう。
危険なところです。
風が強かったら、こんな場所では休めませんね。
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ももちゃんのお母さん特製の「ふき味噌パン」!?と紅茶

ふきの苦味が大人な感じ。
春の味わいがウマい。
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むかしむかしさんが用意して下さった、特製鍋

毎度毎度、本当に有り難い。
山でこんな豪華な食事なんて、むかしむかしさんと出会わなければ、
一生口にすることなんてなかったと思う。
いつも豪華で、いつもウマかった。
感謝感謝感謝である。
当然、今回もウマい!
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背後が断崖絶壁のピークの上で…(バックは金鶏山)

みんな笑顔だが、背後は断崖絶壁。
とは言え、木や草がまわりに結構生えているから、安心感がある。
これが、何もなかったら…、本当に怖いだろう。
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金洞山(左より東岳、中之岳、西岳)

なんとも堂々たる姿だ!
人を容易に寄せ付けないような気高さを感じる。
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食事をした断崖絶壁の(上の)反対側

大きな岩の下を縦走路が通っている。
けれども、何故かこの日の登山者は、穴を潜らずに
強引に岩をよじり、上を歩いていた。
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茨尾根ピーク直下

ここが、この日一番急だったように感じる。
何度も言うが、まわりに木が生えていなければ、ここは極めて怖いだろう。

石を落とさぬよう、慎重に下る。
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大きな岩をへつったように出来ている登山道をゆく

さすが、あひるさん!
的確に下り、的確にアドバイスしている。
そして、ステップが大きくて歩き難い道を
無難にこなしている、むかしむかしさんとももちゃん。

このルート、数回歩いているが、いつも逆からなので、かなり新鮮な感じ。
と言うか、正直に言うと、こんな場所あったっけな?と、
記憶を丁寧に辿らなければわからないような感じである。
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相馬岳頂上より金洞山(東岳、中之岳、西岳)

大分遠くに来てしまった感じになった。
雲も多く出てきて、寒そうになった。
記念写真を取り、下りを急ぐ。

この頂上もあまり絶壁上にいる感じはしないが、
頂上のプレートをちょっと南に行けば、
やはり、とんでもないところである。

茨尾根ピークから一旦下り相馬岳を目指したが、
相馬岳の手前は大きな木が結構倒れていた。
浅い根の木が、数年前の台風にやられたんだろう。
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タルワキ沢分岐に向かう途中から絶壁を眺めるあひるさん

やはり、とんでもない絶壁!
トラ・ロープの下も絶壁。
稜線の南面は絶壁が長きに渡り、続いている。
一方、北側は比較的おとなしめ。
とは言え、谷に入れば、道迷い遭難→滑落の危険はかなり高いだろう。
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分岐から中間道へと下る道にあった鎖場

表妙義の稜線よりは危険度低めとは言え、この道も結構険しい。
谷間を急降下といった感じである。

中間道に出た。
これからあとは楽なトラバース道と思いきや、
結構アップダウンのある道である。

整備はそこそこされてはいるが、一部崩落場所もある。
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崩落現場

それでも、ほんの少し迂回しながらも道は続いている。

細かいアップダウンにちょっと嫌気がさして来た頃、
先頭のあひるさんが蔓を発見。
”ターザンあひる”と化した。(笑)
続いて、ジェ−ンむかしむかし、ジェーンもも、ターザン寅次郎と化した。(笑)
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ジェ−ンむかしむかし

とても楽しそう。

俺は…と言うと、実際やってみたが、
蔓が切れるんじゃないかと、内心ハラハラしていた。
順番が最後だったし…。

ちょっぴり楽しんだ後、またトラバース道を歩いてゆく。
漸く、東屋を発見。
思ったよりも長かった中間道ともオサラバ。
ここで、最後のティー・タイム。
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あひるさん御提供のプリン大福とむかしむかしさん御提供のコーヒー

本当にプリンの味のする大福を、コーヒーとともにのんびりいただく。
疲れた時の甘いもの、やはり、いいですね。
これまた、おいしい楽しいティー・タイムであった。

谷間の夕暮れは早い。
陽は傾き、夕暮れ時が近付いてきた。

あとは来た道を下るだけ。
途中、来た時に見たカタクリは、花をすぼめていた。
カタクリに別れを告げ、我らは更に下っていった。


今回もあひるさん、むかしむかしさん、ももちゃんには大変お世話になりました。
本当に、どうもありがとうございました。

結果的には、むかしむかしさんが群馬在住中
最後の”上州山歩き企画”となった。

むかしむかしさんとネット上で出会い(ひゃあひゃあさんにも感謝します!)、
また、それ以前からネット上でのお付き合いのあったあひるさんと、
あひるさんのかねてからの”御学友”である、南関東の素晴らしき御岳友の
みなさんと初めて山行をともにさせていただいてから、はや一年半。
その間に、いくつもの楽しい山行を重ねさせていただきました。
そして、それにより、いつも単独行の自分の山歩きの幅が、
色んな意味で、大いに広がりました。
また、以前よりも山が好きになったのは、
そういったみなさんのおかげだと思っています。
どうもありがとうございます。

いつも企画立案して下さったむかしむかしさん、
本当に、どうもありがとうございました。
そちらでも元気にお過ごし下さい。
また、山歩き、是非御一緒しましょうね。


あひるさん目線の楽しい山行記はこちらからご覧下さい。



[コースタイム]
金鶏橋(-/9:45)〜大人場(9:55/10:00)〜東屋(10:28/10:35)〜
中間道分岐(10:54/11:01)〜茨尾根ピーク(11:45?/12:47)〜
国民宿舎分岐(13:42/13:47)〜相馬岳(14:02/14:06)〜
タルワキ沢分岐(14:25/13:32)〜タルワキ沢下部中間道分岐(15:28/15:32)〜
東屋(16:04/16:37)〜金鶏橋(17:03/-)
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Commented by ジェーン at 2010-04-23 23:56 x
ターザン寅次郎さま

「最後の上州企画」第2弾(笑)
おつきあいいただきましてありがとうございました。
こちらこそ、寅次郎さんのおかげで
いろいろなところに行くことができ
感謝感謝感謝そして大感謝です。

11月の妙義の凍った岩場から
「救出」していただいたご恩をジェーンは忘れません。

最後の3回は「鍋の素」で誤魔化してスミマセン
ただどこの「鍋の素」にするかは吟味いたしました。


昨日から「常州暮らし」になりました。
あいにくの天気で筑波山すら全容が見えません。
でも晴れていても筑波山しか見えないかも知れません。
富士山が見えるときがあるらしいですが…

高崎のマンションから最後の日に眺めた
榛名連山、赤城連山。
大きく包んでくれるようにそこにありました。

寅次郎さんをはじめ
「上州企画」で知り合った「御岳友」のおかげもあり
3年余の「群馬ライフ」はとてもとても楽しいものとなりました。
ありがとうございました。

どう考えても1度しかできない「常州山企画」
是非いらしてください。
とても「たいら」です。

ジェーンむかしむかしより
Commented by torajiro-joshu at 2010-04-24 17:55
★ジェーンむかしむかしさん、こんにちは。
これが本当に「最後の上州企画」になってしまったんですね…。
でも、最後も、その前も、天気に恵まれたので佳しとしましょうかね。

11月の妙義は…、「救出」なんて大それたもんじゃありません!
ただ、手を差しのべただけなんですから…。(笑)

「鍋」は、本当にいつもウマかったですよ。
夢のような昼食でした。

そちらは、こちら以上に「たいら」なんですか!
そう言えば、昨年末そちらを通過したら、かなり「たいら」でしたね。

今日は筑波山もよく見えたでしょう。
さすがに、富士山は無理だったでしょうが…。
こちらも赤城をはじめまわりの山々が、
ボンヤリとですが、見えていました。

いつかそちらに遠征しますので、
是非ともまた楽しい山行をしましょう。
その時はよろしくお願いします。
Commented by あひる at 2010-05-04 00:39 x
今回も楽しいひと時をありがとうございました。
やはり妙義は手軽に行けて岩稜らしさを味わえる
素晴らしい山塊ですね。
でもワタシそんなに褒められたモノではないですよ・・・(^^;

むかしむかしさんの第一回上州企画裏妙義の時、
私も寅次郎さんに初めてお会いしたのですね(除く西天狗・・・)
以降、あちこちご一緒させていただきました。
"恒例上州"は終了かもしれませんが
"吉例上州"としてまた是非ご一緒しましょう。
あ、"恒例常州"があるかもしれない(^^;。
Commented by torajiro-joshu at 2010-05-04 21:28
★あひるさん、こんにちは。
こちらこそ、今回もどうもありがとうございました。(笑)

妙義はいいですよね。
アプローチがすごくいいですしね。
何度も行きたくなる山ですね。
是非また御一緒しましょう。(笑)

上州企画、最初と最後が妙義でしたね。
これも何かの縁なんですかね?

そう言えば、妙義でみなさんと初めてお会いし、
パーティ山行をさせていただいたんでしたね。
(西天狗では運命のすれ違い!?でしたけどね。笑)

これからの上州企画は、上州に住んでいる人間がしっかりしていない
ので、一体どうなるのかわかりませんが…、そちらやあちらと
山域を広げて、楽しい山行を続けていけたらいいですね。(笑)
その節は、どうぞよろしくお願いします。
by torajiro-joshu | 2010-04-04 23:59 | 山歩き | Comments(4)

私、寅次郎の好きな山、温泉、食べ歩き、愛犬(パグ)等に関して気ままに綴っていきます。


by torajiro-joshu